ユネスコの専門家会議が奈良「飛鳥・藤原」の世界遺産への登録を勧告しました
6月6日(土曜日)、世界文化遺産を決めているユネスコの専門家会議が、奈良県にある「飛鳥・藤原の宮都」の世界文化遺産への登録を勧告(勧めること)しました。
奈良県と地元の3つの自治体でつくる登録推進協議会は、共同会見を開きました。
奈良県の山下真知事は「本資産について、顕著な普遍的価値(誰から見ても世界的に価値があること)が国際的に認められたことを嬉しく思うとともに、世界遺産登録に向けて大きく前進したと受け止めております」という協議会のコメントを読みました。「ここまで来られたのは、各首長や職員、専門家、地元住民の絶え間ない努力と国の支援があったから。7月の世界遺産委員会まで気を緩めず、一丸となって取り組みたい」と話しました。
藤原宮跡などがある橿原市の亀田忠彦市長は「率直に、記載(世界遺産登録)の勧告にはうれしく思い、ホッとしている」と話しました。これまでを「暫定(世界遺産の候補の)リスト記載からの19年は長かったが、宮都の価値を議論し、認識を深めるための貴重な時間だった」と話しました。
市の南部に山田寺跡がある桜井市の松井正剛市長は「律令国家成立の地である飛鳥・藤原地域と、ヤマト王権発祥の地である山の辺の道という二つの歴史遺産をつなぐ拠点」「気を引き締めて、記載確定までがんばりたい」と話しました。
飛鳥宮跡や高松塚、キトラ古墳などがある明日香村の森川裕一村長は「歴史遺産の多くが地中にあるため、価値が住民には分かりにくい。それを価値あるものとして考えようという意識が醸成されるまで20年かかった」「登録に向けて、地域の盛り上がりを作っていきたい」と話しました。
世界遺産に登録されるかどうかは、7月19日(日曜日)から韓国の釜山で開かれる世界遺産委員会で決まります。登録推進協議会はそれまでに委員会の人たちに「飛鳥・藤原」を案内するツアーをする方針です。
朝日新聞の記事をやさしい日本語に言い換えた記事です。









