ウィシュマさん訴訟が結審、判決は12月11日に出されます
2021年に名古屋出入国在留管理局(名古屋入管)でスリランカ人のウィシュマ・サンダマリさんが収容中に亡くなりました。ウィシュマさんはその時33歳でした。ウィシュマさんの家族は、国に計約1億5600万円の損害賠償(被害をつぐなうお金)を求める裁判を起こしました。名古屋入管は、外国人に関係する事務を行う国の役所です。
7月22日(水曜日)、名古屋地方裁判所での手続きが終わり、判決を待つ段階となりました。家族側は「二度と起きないよう道しるべになる(今後の基準となる)判決を」と訴えました。判決は12月11日に出されます。
ウィシュマさんは2020年8月に名古屋入管に収容されました。2021年1月以降、体調不良を訴えました。3月6日に亡くなりました。
訴訟のポイントは、ウィシュマさんに対し適切な医療が提供されたか、名古屋入管の対応と死亡に関係があるかです。名古屋入管で診察した医師・専門家ら計4人への証人尋問を実施しました。医療判断が正しかったかどうかについて検討されました。
ウィシュマさんの具合が悪くなった時、非常勤医師は、ストレスによる体調不良を疑い、精神科の受診を指示しました。血液検査や点滴は行いませんでした。ウィシュマさんはその後、名古屋入管の職員に「病院の点滴お願い」と訴えました。しかし、「私パワーないからできない」「ボスに伝えるけど」と言われる様子などが監視カメラに残されていたといいます。
医師は、診療時間外の症状の一部や訴えについて、職員から報告を受けていたかは「記憶にない」と話しました。家族側は「(名古屋)入管のコミュニケーション体制が絶望的なまでに欠落していた」と非難し、適切に治療されていれば、死亡しなかったと主張しました。
一方、国側は「医療対応に違法は認められない」と反対意見を言いました。
朝日新聞の記事をやさしい日本語に言い換えた記事です。










