命を守るために避難生活で気をつけること(道具の事故対策編)
熊本県で、最大震度7の地震が起きました。停電や断水など生活に大きな影響が出ています。暑さがとてもきびしい中、避難所などで気をつけてほしいことや、命をまもるための情報をまとめました。
災害時に役に立つカセットボンベ・携帯発電機の正しい使い方
熊本県で起きた地震で、ガスがとまったり、停電になったりしている地域もあります。そんなときに役に立つのがカセットボンベを使った製品や携帯発電機です。しかし、使いかたをまちがえると事故につながります。注意して使ってください。
製品評価技術基盤機構(NITE)のまとめでは、2020年から2024年に起きたカセットボンベなどの製品事故は204件でした。火災などによって5人が亡くなっています。
古いものは使わないでください
カセットボンベには、気密性を保つための「パッキン」などと呼ばれる部品が使われています。しかし、時間とともに劣化(古くなって品質が下がること)し、ガスが漏れることがあります。
日本ガス石油機器工業会は、カセットボンベは製造後、約7年以内に使い切るよう呼びかけています。製造年月日は缶の底に印刷されています。
また、カセットコンロ自体の部品も劣化するため、製造後10年以上経過したら、買い替えを検討してください。製造年月は側面に貼られたシールに印刷されています。
使う時にも注意が必要です。カセットボンベが熱くなると、内部のガスがふくらんで、破裂することがあります。カセットコンロを2台並べ、その上に1枚の鉄板を置いて使うことや、コンロの上に網を置き、炭の火をおこすことに使ってはいけません。
カセットボンベを、コンロなどの別の熱いものの近くや、直射日光が当たるような場所に置くことも絶対にしないでください。カセットボンベを保管する時は、もともとついているキャップを忘れずにつけてください。
カセットボンベを燃料とする製品を、テントの中や自動車の中などで使うことはやめてください。周りの可燃物(火で燃えるもの)に火がつくことがあります。また、狭い場所で使うと、不完全燃焼して一酸化炭素中毒になる危険があります。
カセットボンベを捨てる時にも注意が必要です。ガスを使い残したまま捨てると、ごみ収集車の中などで火災が起きることがあります。ガスは使い切ってから捨ててください。廃棄方法は自治体の指示に従ってください。容器の劣化などでガスが残ったまま使えなくなった場合は、自治体に相談してください。
携帯発電機は屋内(室内)では使わないでください
停電の時に役に立つ携帯発電機に関する事故も、2020年から2024年までに21件発生しています。一酸化炭素中毒の事故が多く、6人が亡くなっています。
屋内や換気が悪く排ガスがこもる場所(物置、車内、テント内など)では絶対に使用しないでください。外で使用する場合でも、排ガスが屋内に入らないよう使用場所に注意してください。風の向きにも注意してください。
朝日新聞の記事をやさしい日本語に言い換えた記事です。










