虐待で亡くなった子ども、2024年度は77人、前年度より12人増えました
こども家庭庁は9月10日(木曜日)、2024年度に虐待(いじめ)を受けて亡くなった子どもが77人いたことを発表しました。2023年度よりも12人増えました。こども家庭庁は、子どもや子育て家庭を支援する国の役所です。
児童相談所がある自治体を対象に2003年から検証を行っています。今回の検証から心中(親の自殺の時に子どもをいっしょに殺すこと)による子どもの死亡について「保護者の自殺を伴うこどもの虐待死」と呼び方を変えました。それ以外を「こどもの虐待死」としました。
亡くなった65件、77人のうち、虐待による死亡は46件50人です。34人が0歳でした。そのうち17人は生まれてから24時間以内に亡くなったと考えられる「生後0日」の子どもでした。1歳の子どもが2人、2歳の子どもが1人、3歳の子どもが2人でした。12歳から17歳は0人でした。4人の年齢がわかりませんでした。
「保護者の自殺を伴うこどもの虐待死」は19件ありました。亡くなった子どもの数は27人でした。5人が0歳でした。7歳から17歳が7人でした。理由としては、以下のようなものがありました。
- 子どもの病気や障害
- 保護者自身の精神疾患(精神の病気)
- 育児不安
- 家庭不和(家庭内の仲が悪い)
妊娠、出産への支援も課題です。
妊娠、出産における問題として、以下のようなものがありました。
- 妊婦健診の未受診(健診を受けていない)
- 予定外の妊娠・計画していない妊娠
- 10代の妊娠
生後0日で亡くなった子どもについては、病院などの医療機関が関係していた事例はありませんでした。
今回の検証で2007年1月1日から2024年3月31日までの事例を調べました。虐待で亡くなったのは901人でした。予定外の妊娠は約30%にあたる265人でした。そのうち57%が妊婦健診を受けていませんでした。母親の年齢は19歳以下が18.9%、20代前半が24.9%でした。亡くなった原因は、身体的虐待(からだに対するいじめ)が48.7%で、「出産後に必要な処置をせず放置する(子どもの世話をせずに放っておく)」などが36.6%でした。
検証を行った委員会は、対策の必要性を呼びかけています。
朝日新聞の記事をやさしい日本語に言い換えた記事です。










