中学受験経験の有無、将来の収入に影響はないという調査結果が発表されました
東京未来大学の大橋恵教授たちが、中学校を受験(入学のためのテストのこと)したことがある人を対象に調査をしました。中学校を受験したことがある人は大学進学率が高いですが、成人後の収入が高いとは限らないことがわかりました。
中学校は、義務教育のため、受験しなくても公立の中学校に進学することができます。しかし、私立の中学校に進むために受験する人もいます。
調査は2022年、25歳から39歳の、中学校を受験したことがある人538人を対象に行いました。
大学に進学した人の割合は、国の統計と比較して明らかに高かったです。その一方で、収入は男性で平均と大きな差がなかったです。女性はやや高い傾向がありました。しかし、中学校を受験したかどうかは関係ありませんでした。大学進学率の高さを背景に、未婚で正社員として働いている割合が高いことが影響した可能性があるといいます。
中学校の受験経験への評価についても聞きました。「良い友人関係が築けた」「人間的に成長できた」など肯定的な評価がやや多かったです。しかし、希望の中学校に入れなかった人は「勉強への自信を失った」「習い事に十分取り組めなかった」といった否定的な意見も目立ちました。
大橋教授は、中学校への受験について「充実した教育環境や高いレベルの仲間から刺激を受けられる」と利点(良いこと)をあげました。その一方で、「海外の研究では、難関校に進学すると、周囲との比較から自己肯定感が低下するリスクも指摘されている」と話しました。
朝日新聞の記事をやさしい日本語に言い換えた記事です。
