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【初めてでも楽しめるコンテストもスタート!】 親なら知っておきたいプログラミングを学ぶメリット

【初めてでも楽しめるコンテストもスタート!】 親なら知っておきたいプログラミングを学ぶメリット

小学校から高校までプログラミング教育が必修化となり、授業の時間外でもプログラミングを楽しむ子どもたちが増えてきています。初めてオリジナルのプログラミング作品をつくってみた、というお子さんにぴったりのプログラミングコンテストが新たに誕生しました。

「ドコモ未来ラボ」概要

今年度から新たに始まった子ども向けのプログラミングコンテスト。経験者はもちろん、初心者の方も大歓迎です!

・募集テーマ
未来の新発明

・プログラミング言語
指定なし
 ※初心者の方は「Viscuit」がおすすめです。

・応募期間
2023年10月16日(月)〜2024年1月14日(日)

・応募対象
3歳から中学生
 ※日本国内にお住まいの方

・公式サイト
ドコモ未来ラボ

必修化してもよく知らない?そもそも子どもがプログラミングを学ぶメリット

今までプログラミングに触れてこなかった親御さんのなかには、「そもそもなんでプログラミング?」「将来プログラマーを目指しているわけではない我が子にも必要?」など、なんだかよく分からなくて不安だという方もいるかもしれません。

気になる「プログラミングを学ぶメリット」について、ドコモ未来ラボ審査員の方々のコメントをご紹介します。

「技術者でないご両親であれば、得体が知れない変わり者の科目が加わることで心配の種が増えたのではないでしょうか?しかし、そんな心配は無用です」と、デジタル領域で幅広く事業を展開するネットイヤーグループの取締役・石黒さんは言います。

ネットイヤーグループ 取締役
石黒不二代

プログラミングの良いところは、すぐに結果が出るところ。コードを書けば何かしらの結果がでます。コードが形になり、良いコードを書けば良いアプリケーションやシステムができます。今までの必須科目は、学ぶことと将来役に立つイメージがかけ離れていますが、プログラミングは、自分の中で結果をイメージしやすく、それを積み重ねることで、着実に上達していきます。

プログラミングのもう一つの良いところは、夢をかなえてくれること。ある程度上達したら、夢を描いてみてください。楽しいアプリケーションを開発する、ワクワクするシステムを作ってみる、世の中がこんなふうに変わったらいいな、その全てがプログラミングで可能になります。」(石黒さん)

石黒さんが語る通り、プログラミングはコードを正しく書けばすぐに結果に表れる便利なツールです。アプリの開発などと聞くと、ちょっと難しそうと感じる親御さんもいるかもしれませんが、プログラミングで出来ることはさまざま。

たとえば、イラストやアニメーションをつくるツールとして使うこともできます。まずは、普段お子さんが使っているクレヨンや絵の具をプログラミングに替えてみてもよいかもしれません。

イラストを動かすなど、今までできなかった表現方法も、プログラミングを使うことで実現可能に。プログラミングは、「子どもが出来ること」の幅を大きく広げてくれるツールなんです。

慶應義塾大学教授/CANVAS代表
石戸奈々子

がんばってつくった作品が世の中で評価を受けたり、プログラミングを通して友だちの輪が広がることも。

「すでに、プログラミングという武器を手に入れ、自らの創造力を発揮し、大人も驚くような作品やプロジェクトをつくったり、革新的な発明をして特許をとったり、地域を超えてつながった友だちと一緒に起業したりする子どもたちも生まれています。」(石戸さん)

こういった人とのつながりは、プログラミング上級者に限定されたことではありません。ウェブ上に公開した作品に感想をもらったり、プログラミングを通して普段は繋がらない人たちとコミュニケーションが生まれることもあるんです。

プログラミングに興味がない子どもにも、やらせたほうがよいの?

子どもがプログラミングにあまり興味がなさそうだから、おうちでまでやらせなくてもよいのでは、と思う親御さんもいるでしょう。

もちろん、興味がない状態で無理に始める必要はありません。なにかふとしたきっかけがあって、「やってみたいな」と子どもが思ったときに、始められるように手を差し伸べてあげられることが大切。

株式会社HEART CATCH 代表取締役
西村真里子

日本アイ・ビー・エムでITエンジニアとしてキャリアをスタートし、その後官民問わず多くのプロジェクトで活躍している西村さんは「プログラミングをするきっかけはさまざまなところにある」と言います。

「私は演劇やダンス、音楽のステージ照明に興味があったのですが、その照明の机上のシミュレーションをするところからプログラミングへの興味関心が高まり、ITエンジニアとして仕事を始めました。

この“自分の好き”から始めてプログラミングの世界に入ったことで、デジタルの世界の深い理解をもたらし、さまざまなプロジェクトに参加できています。」(西村さん)

いまや、プログラミングはあらゆる領域で生かされています。

スポーツや音楽など、子どもの好きなことがプログラミングと直結していないように思えても、じつはプログラミングに取り組むことで好きなことをもっと楽しめるようになるかもしれません。

自由につくって応募しよう!「ドコモ未来ラボ」公式サイト

おうちで今すぐ簡単に始められるプログラミングって?

プログラミングをいざおうちで始めてみようとしても、どのツールがよいか分からない親御さんもいるかもしれません。手軽に始められてお子さんにおすすめなものをリストアップして紹介します。難易度や、お子さんがつくりたいものに合わせて選んでみてください。

初心者におすすめ

・ビスケット(無料)
「メガネ」という独自の仕組みを使って、描いた絵を自由に動かすなど様々なプログラムをつくることができます。仕組みは単純ですが、組み合わせ次第で複雑な作品までつくれます。
・スクラッチ(無料)
「10歩動かす」「15度回す」といった、あらかじめ準備されたブロックを組み合わせてプログラムをつくります。世界中のユーザーと作品を共有したり、改良しあったりすることもできます。

中級者以上におすすめ

・タイルズ(無料)
使うのは「6つの命令」のみ。それぞれの命令アイコンを並べるだけでプログラムが組めるので、難しい用語などを覚えなくてもOKです。
・スプリンギン(無料)
イラストアプリで絵を描くような感覚で、アイテムをつくったり配置することができます。直感的な操作だけでゲームや絵本をつくれます。

上級者以上におすすめ

・ユニティ(有料プランあり)
一般向けにリリースされているゲームのなかでも、ユニティでつくられたものが多くあるほど本格的。2Dはもちろん、3Dゲームもつくれるので、ゲームづくりを極めたいお子さんにおすすめです。

こんなに簡単!「ビスケット」で作品づくり

初心者のお子さんにおすすめのプログラミングアプリ「ビスケット」の使い方の基本を簡単に紹介します。

画面のボタンでプログラミングを作ります。

えんぴつボタンを押すと絵が描けます。

描いた絵は右側のスペースに表示されます。

2枚目の絵を描きます。えんぴつボタンを押して、先ほど描いた絵をタッチすると薄い線で出てくるので、なぞって描くことができます。

卵の絵と、割れた卵の絵が描けました。次に動きをつけます。右側のスペースからメガネを出して、左の丸に卵、右側の丸に割れた卵を入れます。

右側のスペースにある、あそぶボタンを押せば「卵が割れる動き」ができます。

左上のもどるボタンを押すと動きの確認ができます。元の画面に移動したいときは、バツボタンを押します。

オムレツの絵を描いて、メガネの右丸の割れた卵の横に入れれば、卵からオムレツが生まれたような動きが作れます。

卵から生まれたオムレツに動きをつけます。メガネの左丸の上の方、右丸の下の方にオムレツを入れます。すると、オムレツが上から下へ移動する動きがつきます。

えんぴつボタンを押して文字を書いて、画面上に配置することもできます。

せっていボタンを押して、背景の色を変更できます。

色々な要素を組み合わせて、楽しい作品が作れます。

つくったプログラミング作品をコンテストに応募してみよう

お子さんがせっかくつくったプログラミング作品は、ぜひコンテストに応募してみましょう。まだ作品を完成させてないお子さんも、コンテストに応募するという目標を立てて、モチベーションを高めてみるのもおすすめです。

初心者にもおすすめな「ドコモ未来ラボ」って?

プログラミング作品をつくったことがあるお子さんはもちろん、初めてプログラミングに取り組んだお子さんも気軽に応募できるコンテストです。

ドコモ未来ラボの特徴

(1)プログラミング言語やツールの指定がなく、募集テーマ「未来の新発明」に合ったものならどんな作品も応募できる
(2)未就学児童の部、小学校1~3年生の部、小学校4~6年生の部、中学生の部でわかれているので、幅広い年齢の子どもが参加しやすい
(3)旅行やアクティビティが選べる豪華受賞者特典や、応募者全員もらえる参加賞がある

・公式サイト
ドコモ未来ラボ

旅行や体験など豪華特典も!「ドコモ未来ラボ」公式サイト

アイデア力が求められる時代にこそ、チャレンジしたいコンテスト

プログラミング言語 ビスケット開発者/コンピュータのはかせ
原田康徳

プログラミングアプリ「ビスケット」の開発者・原田さんは、今後求められる力とドコモ未来ラボの特徴についてこう語ります。

「生成AI(※)の登場で、人間の知的作業までもコンピュータの方が上手にこなしてくれるようになってしまいました。プログラミングも例外ではありません。

ちょっとしたプログラムはコンピュータが簡単に作ってくれます。我々に求められているのは、作る力ではなく、作りたいものを思いつく力に変わったのです

プログラミングの技術ではなくアイデアを競うコンテスト『ドコモ未来ラボ』は、こんな時代にぴったりですよね。

賞を狙うというよりも、作品を通してお子さんがどんな夢や空想をしているのかを語ってもらうきっかけとして、ぜひご参加ください。」(原田さん)

\初めてのお子さんにおすすめ/

学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと編集部)

学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと編集部)

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