息子中1、はじめての中間テストで現実の厳しさを知る
中間テストで計画的に勉強するというはじめての体験をした息子。ドキドキしながら様子をみました。
中学校と小学校の大きな違いのひとつといえば「定期テスト」。これまで塾通いをしたことがなく、資格試験に挑戦したこともない中1の息子にとっては、“目標に向かって計画的に勉強する”というはじめての体験です。息子がどう取り組むのか、わたしもドキドキしながら様子を見守りました。
小学校との違いと試験勉強前の準備について、いっしょに確認
息子は「定期テスト」がどういうものか、はじめは今ひとつピンとこないようでした。そこで、4月後半ごろ、まずその違いについてざっくりと息子と確認してみることにしました。
小学校
業者が作った、色つきで文字の大きいテスト。分量は裏表のみ。単元ごとにテスト。
中学校
教科ごとに先生が考えたオリジナル問題。問題数も多く、範囲は単元ごとではなくテストまでに習った事全部。
「わかったよ」と気のない返事の息子。
とりあえず、範囲も広く問題数も多いからある程度前から準備を始めなくてはいけないことを伝え、試験日から逆算して2週間前、3週間前がいつなのか、とカレンダーで確認する作業をいっしょにしました。
口出ししたい気持ちをぐっとこらえて、することを見守る
中間テストの日程は5月19日。3週間前はちょうどGW前の時期でした。まだこの時期にはテスト範囲は発表されていなかったため、テスト勉強といっても何をするのかわからないようでした。ただ、学校では国数英の「ワーク」と呼ばれる問題集が配布されていたので、息子はGW中のテスト勉強としてワークをやるというので本人にまかせました。まだ入学してから日も浅く、単元もあまり進んでいないので本格的にはじめるのはGW明けかな、とわたしものんびりかまえていました。
しかし、GW明け。学校からテスト範囲が発表されたにも関わらず、息子は相変わらずのんびりムードで学校から帰ってきてもまずはゲーム、テレビ、といつものパターン。「勉強しなさい」と言いたいところでしたが、もう中学生、親が主導でやらせるのではなく、自分でできるようにしなくちゃと思い、ぐっとこらえて見守りつつも…声をかけてみました。
「今日は、何のテスト勉強やるの?」
「今日は○○をやる」
「いつやるの?」
「ご飯食べてから」
「暗記物は時間かけて覚えれば必ず点数が取れるから、今からやった方がいいんじゃない?」
「それは最後の1週間でまとめてやる」
大丈夫かなと思いつつも、本人にやるつもりがあることがわかったのでそれ以上は何も言いませんでした。
1週間前、こらえきれずに親もプチっとキレる
中学では試験1週間前になるとすべての部活動が停止になります。息子も部活があるときは18時半ごろの帰宅ですが、この週は16時過ぎの帰宅でした。
しかし、わたしが仕事から帰宅すると、ソファーにはいつものようにスマホゲームに夢中になっている息子の姿。
「1週間前だから部活ないんだよね。なんでテスト前は部活がないかわかっているかな?」
「えっ、それは学校が勝手に決めたことでしょ」
その答えに、さすがにわたしもプチッとキレました。そこから先はなぜ部活がないのか、ゲームをやるのはやるべきことをやってからだ! などなど、こんこんと説教でした……。
さて、中間テストの結果は……?
そんなこんなで中間テストを迎えました。
「やった、もしかして数学は100点かも?」と意気揚々と言っていた息子。しかし結果はケアレスミスと文章題の勘違いなどで点数を引かれて80点台。国語は漢字のへんがあいまいだったり、社会は国名と都市名は覚えていても位置がわかっていなかったり、理科はヤマをはっていたところと違うところが出たりなどで点数は伸びませんでした。
そして、息子の通っている学校では教科ごとの順位と総合順位が出ます。順位は本人がめざしていたよりもだいぶ低く、ショックなようすでした。
結果を踏まえての本人の反省は、
- くだらない間違いはしない。(数字の書き間違い、スペルミス、漢字の間違いによる減点など)」
- 理社は2週間前からやる。
とのこと。ヤマをはったり、つけ焼刃で覚えようとしてもダメなことを学んだようです。
小学校ではなんとなく覚えていれば点数が取れたけれど、中学のテストは細かくしっかり覚えて、文章も形式に沿ってきちんと書いていないと点数がもらえないことにも気づいたようです。痛い目にあわないとエンジンがかからないタイプなので、今回実際点数と順位が出たことは息子にとってはいいクスリになったようです。
さて、次は7月初旬の期末テストです。教科もさらに増えるのでどうなることやら。試行錯誤しながら、自分で時間配分や優先順位を考えて勉強する力をつけてくれることを願って。親としてはまた見守りつつもときどき口出しする日々かなと思っています。