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【最強王図鑑ファン必見】イラストの描き方がわかる!ステージショー【自由研究EXPO2025レポート】

【最強王図鑑ファン必見】イラストの描き方がわかる!ステージショー【自由研究EXPO2025レポート】

7月5日(土)・7月6日(日)に学研ビル(東京都品川区)で開催された「学研キッズネット Presents 自由研究EXPO2025」の様子をレポート! 今回は子どもたちに圧倒的人気を誇る「最強王図鑑」シリーズのステージプログラム「オリジナル『ミュータント最強王』の上手な描き方」(7月5日開催)と「『妖怪』の魅力と、妖怪イラストの描き方」(7月6日開催)の様子をお届けします。

「最強王図鑑」協会の目黒哲也さん、「最強王図鑑」編集長の竹之内大輔さんと、各日「最強王図鑑」のイラストを担当されているイラストレーターの山崎太郎さんとなんばきびさんをお招きして、ワークショップつきの講演を行いました。

7/5(土)ミュータント最強王ステージ

1日目は、講演会講師として、イラストレーターの山崎太郎さんをお迎えし、最強王の製作秘話をお伺いしながら、ミュータントの魅力についてご講演いただきました。

山崎太郎先生は「デュエル・マスターズ」をはじめとして、ゲームや書籍など幅広いコンテンツでキャラクターイラストに携わっておられる凄腕のイラストレーターさんです。

山崎太郎 最強王イベント

【講演】ミュータントの魅力とは?

ミュータントとは、突然変異体の細胞や生物という意味があります。『ミュータント最強王』では、2種類の動物の合成によって誕生する「突然変異体動物」が多く登場しますが、これらのキャラクターはどのようにして生まれたのでしょうか。

目黒さんは、動物とはすごい能力や不思議な力を持つものがたくさんいて、それらを掛け合わせることでもっと面白いキャラクターができあがるのでは、という仮説から『ミュータント最強王』の企画が生まれたことを教えてくれました。

イラストレーターの山崎太郎さんからは、ミュータントを描く際のポイントを子どもたちにわかりやすく解説。まず意識すべきは2種類の動物の特徴を出して掛け合わせること。そして、それぞれの動物の「最強」な強さとかっこよさをうまく引き出すことが大事とのことでした。

たとえば、ミュータント「ドレッドネメア」は、ライオンとヤマアラシの掛け合わせです。ライオンは、顔とたてがみがかっこいい、噛みつく力が最強という特徴があります。一方ヤマアラシは、太くて大きな針が最強です。

これらの「最強」と「かっこいい」のバランスを見ながら、上手く掛け合わせて描くことが大切なのだそうです。

最強王イベント

ライオンの顔とたてがみ(かっこよさ)×ライオンの顎の強さ(最強)×ヤマアラシの太くて大きな針(最強)=ドレッドネメア

イベントに参加する子ども

講演を一生懸命聞く子どもの姿も

最強王イベント

「ダイナランサー」はシロサイとヘラクレスオオカブトのミュータント

山崎太郎 最強王イベントの講演

ミュータントを描く上でのポイントを説明する山崎さん

【ワークショップ】オリジナルミュータントを描いてみよう

山崎先生からコツをうかがった後、参加者がオリジナルのミュータントを描くワークショップを開催しました。どのように描けばいいかわからなくても、山崎先生と竹之内さんが、その場で質問を聞いてアドバイスをしてくれます。子どもたちは適宜、山崎先生に質問をしながら、思い思いに世界にひとつだけのオリジナルミュータントを描き進めていきました。

イベントでワークをする子ども

ワークショップ中は、コミュニケーションを取りながらイラストを描く和気藹々とした雰囲気がありました。

最強王図鑑ワークシート

ミュータントを描く子どもの様子、どんな動物を選んだのかな?

最強王図鑑イベント

会場からの質問を拾ってくれる目黒さん

山崎太郎 最強王イベント

動物の特徴を、実際に描きながら教えてくれるのは貴重な時間です!

イベントでイラストを描く親子

親子で一緒にミュータントを描く姿も!

君のミュータントが本に登場!?
オリジナル「ミュータント最強王」大募集!

最強王図鑑

『最強王図鑑』10周年企画として、読者の皆さんからオリジナルの「ミュータント最強王」を大募集!

応募いただいた中から最優秀作品は10周年特設サイト内で発表&今後のシリーズ本にも登場予定!

応募の締め切りは2025年9月30日(火)まで

※当日消印有効、オンライン応募の場合は9月30日11時59分まで

応募の詳細情報はコチラ!

7/6(日)妖怪最強王ステージ

2日目の講師には、イラストレーターのなんばきびさんをお呼びし「妖怪」をテーマにお話しいただきました。なんばきび先生は広告やゲーム、書籍等のイラストを制作されているイラストレーターで、「最強王図鑑」シリーズでも多くのイラストをご担当されています。なんば先生は妖怪好きとしても有名。「最強王図鑑」シリーズ『妖怪最強王図鑑』のイラストを通し妖怪の魅力について語っていただきました。

なんばきび 最強王イベント

【講義】妖怪は日常の出来事や感情から生まれる?

妖怪とは、古くから日本に伝わる、奇妙な力を持っていたり不思議な現象を起こしたりする存在として広く知られています。

目黒さん曰く、「さまざまな最強王のシリーズを出版した中で、子どもたちが恐竜などと同じように妖怪に関心があること」が『妖怪最強王図鑑』企画のきっかけとのこと。

妖怪は意外にも日常生活の何気ない瞬間から生まれているらしいのです。オリジナルな妖怪を生み出し描くポイントについて、なんばさんは「何かの現象が起きたときの感情から生まれることが多い」と話されていました。

たとえば「かまいたち」は、切り傷を負ってしまうのに傷口が見当たらない風の現象として知られています。

実はこれには、イタチのような妖怪が3匹登場するという逸話もあります。1匹目が人を転ばせ、2匹目がかまで肌を傷つけ、3匹目が塗薬を塗る。こうして「痛いのに傷が見当たらない」という不思議な経験が、妖怪のしわざとして語り伝えられたそうです。

※由来については諸説あります。

最強王イベント

代表的な妖怪、河童についてのお話を興味津々に聞く参加者たちの様子

最強王イベントに参加する親子

真剣なまなざしで講演を聞く子ども

最強王イベント

たくさんの妖怪の誕生逸話について紹介してくれました

【ワークショップ】親子で楽しめるお絵描きタイム!

トークショーに続いて、オリジナルの妖怪をイラストにするワークショップを開催。日常に起きるさまざまな現象から自分だけの妖怪を考えました。真剣に妖怪のアイデアを考えながら黙々と絵にしていくお子さんがいたり、保護者と話しながら一緒に描いていたりするお子さんの姿がありました。

ワークショップ中はアイデアのアドバイスや、オリジナルの妖怪イラストを描く際に、動物の体の部位をどう描けばよいかという子どもたちからの質問に、なんばさんからドラゴンや蛇の頭の描き方を教えていただく場面もありました。

最強王イベント

ワークショップ開始! 親子で一緒にオリジナル妖怪イラストの作成に励みます

最強王イベントワークショップのイラスト

色鉛筆も使用して、よりイメージのわきやすいイラストを描いていきます

なんばきび 最強王イベントワークショップ 

鳥の足の描き方のコツについて伝授。図形をイメージして描くとのこと!

参加者の描いたオリジナル妖怪たち

今回、オリジナルの妖怪イラストを描いた2人にインタビューさせていただきました。

 

■りんさん 小学5年生

最強王イベントに参加する子ども

1つ目は、トラの力強さとチーターの足の速さを掛け合わせてそれぞれの「最強」な特徴を取り入れた妖怪を描きました。色の選び方にもこだわりました。闇の中にいるようなイメージは避けたかったので暗い色は使わず、明るい色を使いました。

2つ目は、鳥やドラゴンのような翼をもった妖怪で「スノーマーメード」という名前です。その名前のイメージから上半身は雪女、下半身はマーメイドの特徴をしています。アピールポイントは目の中に雪の漢字が描かれているところです。

最強王イベントのイラスト

(左から)りんさんのオリジナル妖怪「トチーター」、「スノーマーメード」

最強王イベントのイラストを描く女の子

サクサクと描き進めるりんさん

最強王イベントのイラストを描く女の子

動物の特徴を掛け合わせてイラストを描いてくれました!

■そうしくん 小学2年生

最強王イベントに参加する子ども

水を引き込んで家や川を街に移動させる妖怪を描きました。カメをモチーフにしました。もうひとつは、好きなカブトムシの特徴を使って、毒を使って森を破壊する妖怪「どくかぶと」を描きました。

妖怪の大きさがわかるように、比較できる東京タワーも隣に描いています。

最強王イベントのイラストを描く男の子

たくさんの種類の色鉛筆を使って、妖怪を描いてくれました

最強王イベントのイラスト

妖怪の力を表すメーター。どれもマックス値で強そうな妖怪です・・・!

最強王イベントのイラストを描く親子

ご両親に説明しながらオリジナルの妖怪イラストを描く姿が印象的でした

初公開の秘密情報も…!?

ステージショーの最後には、なんと『最強王図鑑』シリーズ次回予定作のイラストラフを初公開!

今年の6月で10年目を迎えた「最強王図鑑」シリーズの新作を是非お楽しみに!

※発売予定日は未定

最強王イベントの講演

『最強王図鑑』10周年記念サイトはコチラ!

学研キッズネット編集部

学研キッズネット編集部

学研キッズネット編集部

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