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理科と食育に最適。ミニトマト、ミント、大葉……ベランダで野菜&ハーブを育てよう!

理科と食育に最適。ミニトマト、ミント、大葉……ベランダで野菜&ハーブを育てよう!

4~6月は夏野菜の植え付けに最適の季節です。家庭菜園を経験したことのない方も、今年はお子さんといっしょにチャレンジしてみませんか?

ここ数年、ベランダのプランターにミニトマトや大葉など料理に使える野菜の苗を植えています。植え付け後は、苗が日に日に成長する姿を見るのが楽しみで、毎朝ベランダに出るのが習慣になります。ハーブの良い香りに包まれながら、トマトが真っ赤に色づくのを子どもと心待ちにしています。

スーパーでは1パック数百円で売られているミニトマトですが、黄色いかわいい花が咲き、それが小さな緑の実になって、少しずつ大きく赤くなっていくのを観察していると、生命の神秘が感じられ、子どもの心に残る体験になると思います。
また、育てて収穫したものを食べるのは感慨ひとしおで、食育にもなります。

家庭菜園を経験したことのない方も、今年はお子さんといっしょにチャレンジしてみませんか?

子どもにおすすめ! ベランダ栽培の代表格、ミニトマト

ベランダ栽培の代表格といえば、ミニトマト。細長いイタリアントマトや大粒のミディトマトなどたくさんの品種がありますが、初心者には「ミニトマト」や「プチトマト」と書かれた苗が丈夫で育てやすいと思います。追肥やわき芽摘みなど、ひと手間かけると、さらにおいしいトマトが収穫できます。

<良い苗の選び方>

良い苗を選べば、ベランダ栽培は7割成功したも同然です。弱った苗は、いくら世話をしても育たないことが多いため、3つのポイントに気をつけて元気な苗を選びましょう。

  • 葉の色が濃く、葉数が多い。
  • 茎が太くまっすぐ伸びている。
  • ポットの穴から出ている根が白い。

<準備するもの>

  • 深さ15cmくらいのプランター(1株の場合は植木鉢でも可)
  • 鉢底石
  • 野菜用の培養土、家庭菜園用の肥料
  • 支柱(背の高い品種の場合)、麻ひも
  • シャベル、じょうろなど

<苗を植え付けする>

いよいよ苗の植え付けです。小5の息子は、はじめて苗の植え付けをしたとき、力を入れすぎて茎を折ってしまうという苦い経験をしました。でも、それで力加減が分かったので、その後は苗をやさしく、やさしく扱うようになりました。

ちなみに、植え付けをするときは、ベランダに新聞紙を何枚か敷いて作業するとあと片付けがラクですよ。

  1. トマトは排水性の良い土を好むため、プランターの底が隠れる程度に鉢底石を敷く。
  2. 鉢底石の上に土を入れる。プランターの高さより2~3cm下まで入れ、真ん中をくぼませる。息子曰く、今年の課題はこの穴の深さだそうです。学校でえんどう豆の植え付けをしたとき、指で根っこの長さを測ってから穴を掘ったようで、それと同じように指の長さ分を目安にくぼみを作っていました。
  3. 苗をポットからはずし、土を1/3くらい落として根を出しておく。
  4. 土のくぼみに苗を植え、土をかぶせて根本を軽く押さえる。このとき“やさしく、やさしく”です。
  5. 苗から少し離れた場所に支柱を立てる。
  6. プランターの底から水が浸み出るまでたっぷりと水をやる。

実をつけたミニトマト。真っ赤になるまでもう少し待って。

※苗を植え付けた直後にアブラムシがついてしまうことがあります。もし見つけたら粘着テープなどで取り除きます。
※苗が伸びてきたら、麻ひもで支柱に結びます。ひもを「8」の字にかけて、支柱と苗の間に余裕をもたせると苗を傷つけなくてすみます。

<水やり>

土の表面が乾いていたらたっぷりと水をやります。毎朝、寝ぼけ眼でベランダに出る息子は、じょうろの水をシャーッとかけているうちに、頭もすっきりしてくるようです(笑)。
ベランダ栽培の失敗の原因は、水のやり過ぎによるものがほとんどです。おいしいミニトマトを育てるコツは“土を乾燥気味にしておくこと”と心得て。水やりは、土の表面を指で触ってみて乾いているときだけにとどめましょう。

<追肥>

ミニトマトをたくさん収穫したいなら、肥料が必要です。つぼみが黄色くなってきたら、根本から離れたところに肥料をまき、シャベルで軽く土と混ぜ合わせます。その後は、2週間ごとに追肥します。

<わき芽摘み>

葉の付け根からわき芽が伸びてきたら、手で摘み取ります。わき芽に栄養分をとられてしまうと苗全体の成長が悪くなり、実がつきにくくなってしまいます。

<収穫>

待ちに待った収穫のときがやってきました。収穫の目安は、苗の植え付けから約1カ月半。
へたのほうまで赤や黄色に色づいたものを見つけて、へたのちょっと上の部分を持ち上げるようにして収穫します。摘んですぐに口へ運んだ息子は「おいし~い」と満面の笑み。苗の植え付けから日々の水やりまで自分で育てたミニトマトの味は格別のようです。それからは、「サラダにするからミニトマト採ってきて~」とトマトの収穫はもっぱら息子の役目になりました。

黄色と赤のミニトマト。息子は黄色いトマトがお気に入りです。

少量使いたい大葉こそベランダにあると便利

そうめんやざるそば、冷ややっこなどの薬味として夏中出番の多い大葉。一回で使う量は2~3枚で十分なので、その度に買うのはめんどうですよね。そんなときベランダ栽培していると好きな分だけ収穫できるのでとても便利です。摘みたての大葉は、スーパーで買ったものとは一味違います。先日、ハンバーグに大根おろしとベランダ栽培した大葉をたっぷりのせたら、息子は山盛りごはんをおかわりしていました。

ベランダの半日陰に移動させて、柔らかい大葉を栽培中。

大葉は、気温30Cを超えても元気に育つので、真夏でも収穫できます。日光に長く当たると葉が固くなるため、柔らかい葉を育てたい場合は半日陰に置くと良いですよ。苗の植え付けはミニトマトと同じ要領です。土の表面が乾いたら水やりをすれば、9月いっぱい収穫できます。秋になると穂ジソが収穫できるのも楽しみです。

夏にぴったり! 冷たい生のハーブティーが楽しめるアップルミント

青りんごのような甘い香りが楽しめるアップルミントは、ハーブティーで楽しんでいます。乾燥させるよりも、生の葉っぱのほうが香りが良いのでおすすめです。また、製氷皿に葉を1枚ずつ入れて凍らせるとアップルミントが香る氷が作れます。いつものお茶やジュースが真夏のさわやかドリンクに早変わり。飲みやすいので、息子も気に入っています。

葉っぱを指で軽くはじくと、アップルミントの香りが広がります。

アップルミントの苗の植え付け時期は3~6月、9~10月が適しています。
庭植えすると一株だけで庭中に広がってしまうこともあるほど繁殖力が強いため、他の植物と一緒に植えるのは避けたほうが良いそうです。もちろん肥料などは一切必要なく、土が乾いたら水やりするだけで問題なく育ちます。日光が少ないと香りが弱まるため、日当たりの良いところで育てましょう。

 永瀬紀子(ながせのりこ)

 永瀬紀子(ながせのりこ)

永瀬紀子(ながせのりこ)

神奈川県在住・40代
夫と息子(中1)と3人暮らし。
グッピーを飼っている水槽に透明な小エビを投入。コケ対策のために追加したのですが、エビたちのかわいい動きに目が離せません!

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