わが家にハムスターがやってくる!【前編】
ペットをほしがっていた(小3)の娘がいよいよ本気モードで「次の誕生日には、ハムスターを買ってほしい!」と言いはじめたことから、ハムスター飼育への道が始まります。
以前からペットをほしがっていたの娘(小3)が、いよいよ本気モードで
「次の誕生日には、ハムスターを買ってほしい!」
と言いはじめました。
ペットを飼うにしても、犬だと吠える声でご近所に迷惑をかけてしまいそうだし、子どもだけでまだ散歩もできなさそう……と二の足を踏んでいましたが、ハムスターなら室内で静かに飼えそうです。わたしも、その気になりはじめ、ハムスター飼育に向け、動き出すことになりました。
まずは、5歳の息子と夫を含め、みんなで話し合う家族会議から始めます。
飼う前の心構えは家族会議で叩きこむ?!
娘の誕生日は4月、飼うとなったらそれなりの準備が必要だろうし、
「何よりも生き物を飼うという心構えをさせなきゃならん!」
と夫婦でこっそり話し合い、1カ月くらいの準備期間を設けることにしました。
家族会議はだいたい夕食前後、はりきる娘は白い紙を持ってきては、何やらいろいろ書き出します。夫とわたしの共通意見としては、
「自分たちできちんと世話ができるのなら、飼ってもよい」
という一言に尽きるのですが、飼いたい一心の子どもたちは当然、
「絶対に世話する!」
の一点張り。
最初の議題は、ハムスターを飼うことについての家族それぞれの意見、そして具体的にはどんな世話があるのかということについてです。
世話係をしっかり決める!
わたしがお風呂の排水口の掃除をする姿を見かけると、
「お母さんになりたくないなぁ……」
という娘。
やはり汚いところを掃除するのはイヤという意識があるので、まずはそこから改めないと、と思ってケージ(飼育小屋)内の掃除について話すことにしました。
「生き物なんだから、当然、おしっこやうんちをする。おしっこやうんちの掃除をしてあげなければ、ケージ内が汚れて不衛生になり、ハムスターは病気になってしまう……」
そういったことを娘と息子に話して聞かせます。
娘は、本屋さんで買ってきた『ハムスターの育て方』という本を読んでは、
「ハムスター用のトイレに砂を入れておくと、そこでおしっこするから、その砂を交換してあげるといいんだって」
と、自分なりに世話の仕方を学んでいきました。
「娘がハムスターの世話係リーダー、息子が世話係副リーダー、お父さんとお母さんはケージ内の床材の交換や1カ月に1回の大掃除の手伝いをする」
というように家族合意ができ、いざ近所のホームセンターやペットショップにハムスターの下見に出かけました。
どんなハムスターにする?!
ハムスターの体の大きさや毛色はさまざまで、いろいろな種類がいます。大きく分けると、からだが大きめの「ゴールデンハムスター」と、小さめの「ドワーフハムスター」の2種類。種類によって、温厚、警戒心が強いなどの特徴があります。
わが家では、“人なつっこく、触ったりできるタイプ”が希望だったので、ペットショップや本で調べ、ゴールデンハムスターかドワーフ系のジャンガリアンハムスターのどちらかでということまで決めました。
そして当初は、2人で世話をするので2匹飼いたいと言っていましたが、調べていくとハムスターは多頭飼いには向いていないこともわかりました。
子どものうちはいっしょに飼うことができても、大人になると縄張り意識がとても強くなるので、ケンカになるとどちらかが死んでしまうと話すと、子どもたちも
「それなら1匹だけ飼う」
と納得してくれました。
共食いの話までするのはさすがに酷かな……とやめておきましたが、せまいケージ内ではそういったことも起こるそうです。
寿命の話もすませ、いよいよ準備も最終段階へ
また、飼いはじめる前に理解しておいたほうが良いと思い、ハムスターの平均寿命は2~3年という話もしました。
娘は、
「そんなちょっとしか生きられないのっ?!」
とびっくりしていましたが、からだが大きめのゴールデンハムスターのほうが寿命は長め、しかも、ひざにのせてかわいがりやすいということで、最終的に自分でゴールデンハムスターにすると決めました。
あとは飼育前の準備として、ケージや巣箱、エサ入れやトイレなど必要なグッズをそろえること。そして食べ物は専用のエサ以外に、どんな野菜や果物が食べられるのか、食べさせてはいけないものは何かなど、毎日少しずつハムスターメモに書き出しました。
そろそろ、飼う前の心構えと準備は万端。娘のハムスターへの期待は日に日にふくらむばかりです。
次回は、いよいよ待望のハムスターとの新生活について紹介します。
どんなハムちゃんがわが家にやってくるのか、お楽しみに~♪