eスポーツ選手
コンピュータゲーム、ビデオゲームの
こんな人 にピッタリ!
瞬発力、判断力のある人。長い時間、集中力を維持できる心身ともにタフな人。
どんな仕事 ?
対戦 ゲームで戦 うゲーマーは、アスリートだ!
eスポーツは「エレクトロニック・スポーツ(electronic sports)」の略で、英語では「esports」と表記されることが多い。コンピューターゲーム、ビデオゲームの対戦ゲームがスポーツ競技として認められるようになり、大会に参加するゲーマーは、eスポーツプレイヤーと呼ばれる。インターネットの普及により、大会は世界中から注目されるため、有力スポンサーがつきやすく、巨額の賞金が提供される。多くのプレイヤーは企業が運営するプロゲーミングチームに所属し、関連企業のサポートを受けて大会に出場する。
これがポイント!
プロに必要 な基礎 知識 とスキルを身 につけよう!
eスポーツプレイヤーになるために特別な資格は必要ないが、ゲームが大好きというだけでプロになるのは難しい。専門学校やデジタル系の専門コース、学科がある高校や大学などで基礎知識やスキルを身につけよう。高校生が競う「全国高校eスポーツ選手権」も開催されるようになり、eスポーツに注目する学校も増えている。
大会 で活躍 することでプロへの道 は開 ける
学校を卒業後、あるいは在学中に、eスポーツの大会で好成績を上げれば、プロチームにスカウトされることもある。ただ、企業系のチームに所属しなくても大会に出場することはできる。ゴルフやテニスのようにプロランキングの規定はないが、「日本eスポーツ連合(JeSU)」が、大会での実績を基に独自のプロライセンスを発行し、実力の目安としている。
世界 で戦 うために「英語力 」は不可欠
eスポーツの大きな大会は、世界各地で開催される。そこで必要になってくるのが「英語力」だ。大会規定や進行を確認したり、関係者や海外スポンサーとやりとりしたり、コミュニケーションが不可欠。通訳をはさんでいては、スピード感をもって進めることができない。世界共通のツールである「英語力」は欠かせない。
将来 はこうなる
海外 の賞金 額 はうなぎのぼり! オリンピックの種目 にも?
海外でのeスポーツ人気は日本以上で、特に中国や韓国、アメリカなどでは賞金も高額になっている。また、国際オリンピック委員会(IOC)が、公式種目の検討を始めていて、ゲーム会社や国の関心も高く、将来が有望な職業と言える。ただ、対戦ゲームは長時間の緊張をしいられて負担も大きく、プレイヤーとして活躍できるのは10代半ば~20代ぐらいまでと言われている。選手生命は長くはないが、現役引退後はゲーム解説や講師などの道も開かれている。
データボックス
収入 は?
企業が運営するプロチームに所属すると、一定の給料が保証される。その額は企業によってさまざまだ。給与に大会での賞金がプラスされることも多い。また個人でチームを作って参加する場合は、賞金やスポンサーとの契約料、イベント出演料などが主な収入源となる。海外の大会で、優勝賞金100万ドル(日本円で約1億1000万円)をゲットした日本人プレイヤーもいる。
休暇 は?
サラリーマンのような決まった休暇はない。毎日ゲーム機に向かって練習するため、休日らしい休日はないと言っていい。
職場 は?
国内外のeスポーツ専用施設、大会が開催される会場。
なるためチャート
eスポーツ選手の仕事につくための主なルートが一目で分かるチャートだよ!