騎手(ジョッキー)
こんな人 にピッタリ!
バランス感覚に自信があって、体重がほかの人よりも軽いと思う人。ジェットコースターの疾走感が大好きで、運動会の徒競走でほかの人に負けたくない気持ちが強い人。そして動物が好きで、とくに馬が大好きな人。
どんな仕事 ?
馬 と一緒 に、まさに人馬 一体 となって競馬 レースでの勝利 を目指 すアスリート!
競走馬に騎乗して競馬のレースに出場する。騎手は競走馬とともにレースに出場し、勝利を目指してともにコースを駆け抜ける存在だ。レースは最大で18頭が出場し、順位によってもらえる賞金が変わる。最近は男性だけでなく、女性も騎手として活躍している。男女ともに同じ舞台で競い合う、実力主義の世界。
これがポイント!
応募 条件 を満 たし、受験 をして競馬 学校 に入 る!
騎手には中央競馬(JRA)と地方競馬の2種類の所属がある。JRAの騎手になるには、まずは競馬学校を受験して合格する必要がある。受験する際は複数の応募条件が定められていて、すべてを満たしている必要がある。
*15歳以上~20歳未満の方
*年齢ごとに定められた規定体重(45kg~48kg)以下の方
*視力(矯正可※ソフトコンタクトレンズのみ)など
騎手 となるために必要 な能力 を高 め、騎手 免許 試験 に挑戦 !
競馬学校は合格人数が毎年10名前後の狭き門だ。無事合格したら3年間のカリキュラムをこなし、騎手に必要となる能力を高めていく。そして競馬学校を卒業するだけではなく、競馬のルールや決まりなどを理解しているかを確認するための総合テストの騎手免許試験もクリアする必要がある。この騎手免許試験にも合格して、はじめて騎手としてデビューできる。
※中央競馬の場合
将来 はこうなる
若者 からお年寄 りまでを虜 に!長 く活躍 できて、海外 の道 も!
近年は競馬がスポーツとして取り上げられ、騎手もアスリートとして注目される機会が多い。競馬は若者からお年寄りまで楽しめるため、ひときわ世間の注目を浴びる存在。競馬ファンの中には騎手のファンという方も多い。また、一般的なスポーツ選手は若いうちに引退することがほとんどだが、騎手は50代になっても一線で活躍している人もいる。技術を磨き続ける限り現役騎手としていられるため、長く活躍できる職業でもある。そして、競走馬とともに夢を追いかける騎手の活躍の場は日本だけにとどまらない。毎年日本の騎手が競走馬と一緒に海を渡り、海外の強豪としのぎを削っているのだ。ヨーロッパでは『キング・オブ・スポーツ』と呼ばれ、最も華やかなスポーツの一つとしても有名。オーストラリアやアメリカでも競馬は盛んで、知名度も非常に高い。アラブ首長国連邦ではここ数年の間に世界で最も高額なレースが作られるなど、ほかの国以上に競馬の人気が高まっている。騎手は世界中で活躍するチャンスが十分にある。
データボックス
収入 は?
レースで獲得した賞金の一部や、さらに厩舎所属の騎手の場合は厩舎からの給料が主な収入源。レースにはそれぞれ格付け(ランク)があり、ランクの高いレースであるほど賞金が上がり、1着賞金が4億円以上のレースも複数ある。
休暇 は?
月曜日がお休み。競走馬も月曜日はトレーニングのお休みとなることがほとんどだ。
職場 は?
火曜日から金曜日は競走馬のトレーニングをおこなう。トレーニングの場所は全国2か所のどちらかとなり、滋賀県の栗東トレーニング・センターか茨城県の美浦トレーニング・センターとなる。土曜日・日曜日は全国の競馬場が職場。平日にトレーニングした競走馬と一緒にレースに出場する。
※中央競馬の場合
なるためチャート
騎手の仕事につくための主なルートが一目で分かるチャートだよ!