栄養士・管理栄養士
こんな人 にピッタリ!
家のご飯や給食など、食べることと健康に興味がある人。協調性があり、人とコミュニケーションをとりながら、自分の意見もはっきり伝えられる人。
どんな仕事 ?
献立 作 りや栄養 指導 、健康 管理 のアドバイスも
栄養士は主に健康な人を対象として、個人または集団に対して、食品のカロリー(エネルギー)量や栄養成分を計算して、食べる人に合った献立を作る。調理が正しく実行されているかをチェックするのも大切な仕事だ。一方、管理栄養士は健康な人だけでなく、病気の人や特別な配慮が必要な人に対して、一人一人の健康状態に合った食事の取り方をアドバイスする。栄養士以上に高度な専門的知識が必要とされ、資格を取る難易度も高い。学校給食のような1回で100食以上を提供する施設では、栄養士を置く決まりがあり、1日で300食以上を提供する施設では、栄養士のうち一人は管理栄養士であることが求められている。
これがポイント!
栄養士 の資格 は2年 学 ぶと取得 できる
栄養士・管理栄養士になるには資格が必要だが、取得の仕方には違いがある。栄養士の資格は、厚生労働大臣から栄養士養成施設として認められた大学の家政学科や栄養専門学校(2年制以上)などを卒業し、各都道府県に申請すれば取得できる。
管理 栄養士 は国家 資格 。試験 は栄養士 の資格 を取 ってから
管理栄養士になるには、栄養士の資格を持っていることが前提。その上で、国家試験に合格する必要がある。試験を受けるためには4年制の管理栄養士養成施設(4年制大学の家政学科)を卒業しているか、栄養士養成施設(専門学校など)での年数と、卒業後の栄養士としての実務経験の年数の合計が5年以上であれば、受験できる。合格率は2021年度で、64%程度。初めから管理栄養士を目指すなら、厚生労働省指定の管理栄養士養成課程のある4年制大学に入学するのがおすすめだ。
将来 はこうなる
学校 や病院 だけでなくスポーツクラブや企業 でも活躍 できる
生活習慣病や食物アレルギー、摂食障害など、「食と健康」がクローズアップされる現代。学校、病院、福祉施設などのほか、スポーツクラブでの栄養アドバイスや食品関連企業の商品開発など、栄養士・管理栄養士の活躍の場は広がっている。大きな施設や企業への就職に限らず、この資格をいかせば、料理研究家やフードコーディネーターとしても幅広く活動できる。
データボックス
収入 は?
病院や学校などの公的施設から、企業の社員食堂などの民間施設まで職場の種類はさまざまなので、就職先の給与体系による。公立の施設では、地方公務員に準じた待遇になる。
休暇 は?
大手の企業や学校どの公的機関では、職場に合わせて週休二日が多いようだ。
職場 は?
病院が最も多い。ほかに、小・中学校、給食センター、老人介護施設、保育園、保健所、民間企業の社員食堂、食品会社、スポーツクラブなど幅広い。
なるためチャート
栄養士・管理栄養士の仕事につくための主なルートが一目で分かるチャートだよ!