調理人
こんな人 にピッタリ!
おいしいものが大好きで、自分でも作ってみたいと思う人。創意工夫のできる人。修業する期間も長いので、忍耐強さも必要だ。
どんな仕事 ?
活躍 の舞台 は多種 多様 。女性 の進出 も目立 つ
レストランや食堂、料亭、ホテル、旅館、学校、病院、社員食堂など、家庭以外のさまざまな外食施設で、お客さんに提供する料理を作るのが調理人の仕事だ。料理の種類によって、西洋料理を作る人をコック、日本料理を作る人を板前などと呼んでいる。シェフという呼び方はフランス語が語源で、本来コック長や料理長のようなリーダーを指す言葉だが、最近はある程度の経験をつんだ西洋料理人のことをシェフと呼ぶことが多いようだ。この仕事は男性が中心だったが、現在は女性料理人の進出も目覚ましい。
これがポイント!
免許 取得 のメリット
調理人として働くには、実は特別な免許は必要ない。免許がなくても、アルバイトなどでお店で調理をすることはできる。ただ、職業にするなら国家資格の「調理師免許」は取得しておきたい。調理師免許は「名称独占資格」と言って、これを持っていないと「調理師」を名乗ることができないからだ。それだけでなく、病院や学校の給食関係、大きなホテルや有名レストランでは調理師免許を持っていることが必須であることが多い。
「調理 師 免許 」を取得 するには
「調理師免許」を取得するには、大きく分けて2つ方法がある。一つは各都道府県で行われる調理師試験に合格することだが、受験資格として2年以上レストランや飲食店などでの実務経験を積んでおく必要がある。もう一つは、厚生労働大臣が指定した調理師養成施設(専門学校、生活科学系の大学、高校など)で勉強し、卒業すれば無試験で「調理師免許」が取得できる。
将来 はこうなる
「外食 」や「中食 」が増 え活躍 の場 は多 い
日本では家庭外で食事をする「外食」の機会が増えている。レストランなどの厨房に立つ料理人の仕事はこれからも必要とされそうだが、国内に止まらず、海外の日本食レストランや飲食店を就職先に選ぶ調理人も増えている。また、最近ではコンビニやスーパーなどでテイクアウトして家で食べる「中食」というスタイルも一般的になってきた。この「中食」産業を支えるのも料理人。調理という専門技術を持てば、さまざまな可能性を手にすることができるだろう。
データボックス
収入 は?
レストランなどで経験を積み、一人前になると月収20万円以上に。新人はこれより低くなる。独立して自分の店を持ち、有名シェフになれば収入は断然に高くなる。
休暇 は?
レストランなどに就職した場合は、お店の定休日に合わせて週休1~2日。ホテルのように1年中、稼働しているところでは、シフト制になる。
職場 は?
なるためチャート
調理人の仕事につくための主なルートが一目で分かるチャートだよ!