大切なのは、生徒との信頼関係。情熱あふれる指導で、子どもたちの可能性をのばそう!
こんな人にピッタリ!
障がいを持つ生徒を指導するので、専門知識が必要。また、生徒との信頼関係があってこそできる仕事なので、思いやりのある温かい心が求められる。相手が納得するまで粘り強く教えられる忍耐力や、生徒の気持ちや理解度を把握できる冷静な判断力も欠かせない。
どんな仕事?
ハンデキャップを持つ子どもたちの先生
心身にさまざまなハンデキャップを持つ子どもたちが通う「特別支援学校」や「特別支援学級」などで、子ども一人一人の状態に合わせて、小・中・高校に準じる教育を行い、できるだけ一人で日常生活を送れるように、また職業について働いていけるように指導していくのが仕事だ。
これがポイント!
2種類の教員免許が必要
特別支援学校教諭になるには、大学の教育学部で幼稚園、小・中・高校、いずれかの教諭普通免許を取得し、さらに、特別支援学校教員の免許も取得するのが原則だ。ほかに、教諭の普通免許を取得してから、教育委員会などが行う講習を受けて資格を得る方法もある。
将来はこうなる
特別支援学校教諭のニーズが高まっている
国は、特別支援学校のほかにも、小・中学校に併設する特別支援学級の普及を進めており、現在は特別支援学校教諭の人数が足りていないのが現状だ。そのため、すでに先生として働いている人を対象に、特別支援学校教諭の免許取得のための講座を開くなどしている。障がいの種類は非常に多く、しかも、一人でいくつものハンデキャップを抱えている場合が少なくない。様々な障がいについての幅広い知識を持った教師のニーズが高まっている。
データボックス
収入は?
国公立の特別支援学校の先生は、地方公務員。各地方自治体の給与体系に準じた収入を得ることになる。年収の全国平均はおよそ488万円。
休暇は?
国公立の場合は、一般の国公立の学校と同じ。
職場は?
特別支援学校、一般の小・中学校にある特別支援学級など。
なるためチャート
特別支援学校教諭の仕事につくための主なルートが一目で分かるチャートだよ!