薬剤師

静かな研究職から医療現場の一員へ。医薬分業でますます責任重大だが、女性の職業としても人気

こんな人にピッタリ!

化学が得意。疑問はとことん究明するきちょうめんな性格。他人の立場に立ってものごとを考えられ、倫理感が強い人。手先が器用で、整理整頓のきちんとできる人向き。

どんな仕事?

薬の調剤は慎重に患者への説明は明快に

以前は病院の薬局で静かに調剤をする薬の専門家のイメージが強かったが、今の薬剤師はちょっと違う。患者が医師の処方せんを薬局に持参して薬を調剤してもらう「医薬分業」が進んでいるからだ。その際、薬の正しい使用法を説明し、疑問に答えなければならない。また、医療スタッフの一員として入院患者への「服薬指導」の仕事も増える。薬局にこもって薬だけを相手にしていればよい職業ではない。

これがポイント!

国家試験は幅広い知識が必要

国家試験の出題内容は96年度から大幅に変わり、薬学のみならず、医療全般に関する知識・技能を試す問題が増えた。この傾向は今後も続く。ここ数年の合格率は60~70%。

大学は単科か総合か

国家試験の受験資格は、薬科大学か大学の薬学部を卒業することで得られる。薬科大学のメリットは、先生や先輩、卒業生との結びつきが強いので、国家試験の準備や就職の面で有利なこと。一方、薬学部のある医系総合大学には付属病院が設置されている場合が多い。2006年度より4年制課程と6年制課程が設けられ、6年制を卒業しないと受験資格が得られないようになった。

将来はこうなる

薬局が「地域福祉」のセンターになる

将来は、医師と密接に連携して患者に対応する「臨床薬剤師」と、病院の発行した処方せんに基づき医薬品を調剤して販売する「薬局薬剤師」との二極分化がさらに進みそうだ。薬局薬剤師には、高齢化社会が進む中、医療分野だけでなく、保健・福祉・介護分野も含めた「地域福祉」の総合的なアドバイザーとしての役割も期待されている。また、製薬会社などでの研究の仕事のニーズも増えていきそうだ。

データボックス

収入は?

民間の場合は勤務先によって異なるが、初任給はだいたい22万円程度。国家公務員の場合は約20万円。年齢があがるつれて給料もあがり、30歳代後半でだいたい40万程度が多い

休暇は?

病院なら休診日(日・祭)、土曜日は隔週〜月1回程度。製薬会社や薬局はそれぞれの規定による。

職場は?

病院、診療所、薬局、医薬品関連会社、保健衛生関連行政機関、大学。独立して薬局開業も。

なるためチャート

仕事のなり方が一目でわかるチャートだよ!

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