臨床検査技師
患者の血液や細胞を検査する検査のプロ。近代医療にはなくてはならない縁の下の力持ち
こんな人にピッタリ!
毎日、試験管や顕微鏡を眺めたり検査データとにらめっこする細かい作業の連続だから、こつこつと仕事を続ける忍耐強さが必要。生命にかかわるので、きちんと結果を出せるきちょうめんな人向き
どんな仕事?
医師の正確な診断や治療に必要なデータをさまざまな検査でそろえる
医師のリクエストに応じて、患者の検査データを作るのがその仕事。検査は、患者の体の組織の一部や血液、尿、便などを調べる検体検査と、患者本人を対象に心電図や脳波をとって医学的情報を得る生理学的検査に分かれる。この分野の進歩は著しく自動化も進んでいる。すばやく的確に検査し、正確な結果を出さなくてはいけない。
これがポイント!
医療系以外の学部でも受験可能
大学の医療家医学部や3年制の短大の医療系学科、専門学校の養成課程をを卒業した人が臨床検査技師の受験資格を得ることができる。また、獣医学科、薬学科、保健衛生学科などを卒業した人でも受験は可能。ただし、この場合、必要な科目を履修しておく必要があるので、単位の修得には注意しよう。
将来はこうなる
検査自体は自動化されているところもあり、仕事量が減っているところもある。しかし、生活習慣病やがん検診などの普及により、検査のニーズは高まっている。自動化できない生理学的検査や病理学検査などの分野では、これから先も必要とされていくだろう。
データボックス
収入は?
病院や検診センター、民間の研究所などで給与をもらう人が大半。国公立の病院などに勤務する場合は、公務員の給料表によって支払われる。民間の場合は、だいたい初任給で20万程度。
休暇は?
職場によって異なるが、通常は日勤8時間労働。だが、医療機関が休日や夜間にも待機体制を取るようになり、検査技師の休日出勤や夜間当直も増える傾向にある。
職場は?
国公立や民間の病院、診療所、検査センター、製薬会社など。
なるためチャート
仕事のなり方が一目でわかるチャートだよ!
