大学教授
こんな人 にピッタリ!
好きな科目なら、徹夜しても大丈夫なくらい勉強に没頭できる人。一つのことをさまざまな角度から考えられる頭のやわらかい人。難しいことを人に分かりやすく教えるのが得意な人。
どんな仕事 ?
研究 だけでなく大学 の運営 にもたずさわる
大学や短大で学生を指導しながら自分の専門分野の研究を進め、その成果を論文という形で発表する。また、入試委員会やカリキュラム委員会などのメンバーとなって、大学の運営にたずわるのも大切な仕事だ。研究に実績のある教授だと、国や地方自治体の各種審議会の委員となって政策を提言するなど、社会的にも大きなえいきょう力を持つようになる。
これがポイント!
大学院 卒業 が一般的
教授になるための第一歩は指導教授の研究室で助手の仕事につくこと。助手になる資格は、学士(学部卒)でもよいが、最高位の教授になるには博士号(大学院博士課程卒)プラス研究実績が必要。大学入学後も進学を視野に入れて勉強を続けよう。
教授 までの道 のりは?
大学教員は助手→助教→講師→准教授→教授の順で昇進していくのが一般的。ただし、大学には定員や講座数に限りがあるため、研究者の人数が多い学問分野では教授のポストになかなか空きができず、かなり長い間准教授のまま、というケースもめずらしくない。教授になるには、しんぼう強さも必要かもしれない。
将来 はこうなる
教授 が学生 に“逆 評価 ”されている
社会のニーズに合わせて、新しい分野や名前の学部が増えている。専門分野によっては、早い段階で教授への道が開ける可能性も。また、文部科学省の大学改善策の一つに、学生や第三者機関による大学の研究・教育内容の評価が挙げられている。のんびりと研究だけに打ち込めばいいという姿勢では、学生からそっぽを向かれることになるかもしれない。
データボックス
収入 は?
国立大・私立大、高等専門学校の教授の平均給料は、月額65万円くらい。助教は44万円ぐらいだ。これとは別に年間賞与も支給される。著名研究者だと、講演収入や著作物の印税も期待できる。
休暇 は?
国立大は週5、6コマ(1コマは90分)、私立大では週4コマ程度の講義をこなせば、あとは基本的に自由。大学の長期休暇中ももちろん休みだが、この期間を利用して、海外の研究者と情報を交換しあうなど、研究に取り組む人が多い。
職場 は?
大学・短大などのほか高等専門学校。世界的な研究成果を挙げれば海外の大学に招かれることもあり得る。
なるためチャート
大学教授の仕事につくための主なルートが一目で分かるチャートだよ!