エステティシャン
髪の毛以外の全身の美容を手がける専門家。「いつまでも若く、美しく」という願いを、心身両面からバックアップ。独立開業で実業家への転身の夢も?
こんな人にピッタリ!
基本的に女性の仕事。客を相手にするので、明るく、初対面の人とも楽しく会話ができる人向き。心身ともにリラックスを求める人や、身体的悩みを持った人に応対する仕事だけに、相手の話を親身になって聞ける優しさと思いやりが必要。
どんな仕事?
顔、体のケアだけでなく、癒しを与えるのも大切な仕事
エステサロンなどで、髪を除く全身の美容をおこなう専門的技術を有する仕事。客の要望を聞いた上で、その人に合った美顔、肌のトリートメント、痩身、脱毛などをおこなう。癒しを求めてくる客も多く、悩みを聞くなど心のバックアップ役も引き受けなければならない。勤務時間は職場によって異なるが、夜9〜10時になる場合も少なくない。立ち仕事が多いため、健康であることが求められる。
これがポイント!
公的な資格はいらない
エステティシャン養成学校などで学ぶのが一番の早道。国家試験などはないが、業界内の認定制度がある。日本エステティック協会をはじめとした業界団体が認定した学校で学び、試験を受けて合格すると認定証をもらえる。
体についての知識も必要
人間の体をケアするエステティシャンは、体のしくみや肌についての医学的知識もある程度は必要だ。仕事の道具である化粧品や専門の道具についての正しい知識も学ぶ必要がある。また癒しを求めてくる客も多いので、心理面についての勉強をしていると役立つ場面が多い。
将来はこうなる
人材不足なのに、利用客が増加
かつては一部の女性のみを相手とした仕事だったが、近年、女性の美に対する欲求は年齢を問わず高まり、利用客は増加傾向にある。また男性の利用者も増えている。エステサロンだけでなく、スポーツジムや化粧品メーカー、美容院、ホテルなどでもエステティシャンを求める声は強くなり、活躍の場は今後さらに広がっていくと思われる。将来性あり!
データボックス
収入は?
初任給は10~15万円程度。数年のキャリアを経て主任級になれば、20~25万円くらいの収入が得られる。指名制や歩合制をとっている職場では、さらに多くの収入が期待できる。国際資格を取得して海外に羽ばたく道もあるし、実力さえあれば、独立開業を目指しても良い。
休暇は?
休みの日に利用客が集中する傾向があるので、土日や祝祭日に休みをとるのは難しい。特定のウィークデーを定休日としている職場が多い。
職場は?
ほとんどの場合、個人経営やチェーン展開しているエステティックサロンに就職し、勤務することになる。後者の場合、近距離の転勤もありえる。
なるためチャート
仕事のなり方が一目でわかるチャートだよ!
