ネイルケアからネイルアートまで、健康で個性的な指先を演出する“爪”のスペシャリスト。
こんな人にピッタリ!
色彩感覚に優れていて、手先の器用な人。お客さんとマンツーマンで仕事を進めるので、話題が豊富でコミュニケーションを取るのが上手な人。
どんな仕事?
服装や髪型を考えながら爪を個性的に彩る
お客さんの手足の指先、爪を健康的に整え、美しく彩る仕事。メイクや服装、髪型とのバランスを考えながら、その人の個性にあった指先を演出していく。爪の長さや形を整えるのはネイルケア、割れたり傷ついたりした爪を修復するリペアー、爪を美しく彩るネイルアートなど。
これがポイント!
ネイルスクールや美容専門学校で学ぶのが近道
ネイルケアやネイルアートの技術を独学でマスターするのは難しい。ネイルスクールや美容全般について学ぶ美容専門学校などに進学して、専門的に勉強するのが一番の近道。その後、ネイルサロンなどに就職するのが一般的だ。ネイルスクールや美容専門学校卒業を、就職の条件にしているネイルサロンも多い。ネイリストやネイルアーティストになるのに特別な資格は必要ないが、日本ネイリスト協会が主催する技能検定試験に合格すると、就職にも有利だ。
将来はこうなる
ネイルサロンのほかにも活躍の場は広がっている
ネイルのおしゃれは日常的となり、専門のネイルサロンはもちろんのこと、エステやブライダルサロン、美容院など多くの店でネイリストは必要とされている。一方で、自宅でセルフネイルができるグッズも簡単に手に入るようになり、プロの仕事はより高度な技術とセンスが求められていくだろう。日本以上にネイルアートが身近な欧米で仕事をする選択肢もある。実際、有名セレブの専属として海外で活躍する日本人ネイリストも多い。海外ではその国の資格が必要だったり、就業ビザの取得、なにより言葉の問題など事前の準備が大変だが、認められれば大きな名声と収入を手にすることも可能だ。ネイリストは日本で生まれた和製英語で、英語圏ではネイルテクニシャン、マニキュアリストなどと呼ばれる。
データボックス
収入は?
ネイルサロンなどに勤務する場合、経験と実力によって差はあるが、一人前になると月に15~30万円程度。新人はもっと安い。指名でお客さんが取れるようになれば、独立・開業も可能だ。
休暇は?
チェーン展開のショップなどに勤務した場合、土日はお客さんが集中しやすいため、休みはシフト制で平日に取ることが多い。
職場は?
専門のネイルサロンのほか、エステティックサロン、ブライダルサロンなど。最近ではネイルアーティストを雇う美容院も増えてきている。
なるためチャート
ネイルアーティスト・ネイリストの仕事につくための主なルートが一目で分かるチャートだよ!