パークレンジャー
ナチュラリストに
こんな人 にピッタリ!
自然と人間に対して、あふれんばかりの愛情を持っていることが第一条件。責任感が強く、好奇心が盛んで研究熱心なタイプの人。体力と根気、そして人を引っ張るリーダーシップも必要。
どんな仕事 ?
野生 動物 を絶滅 から守 るのも重要 な仕事
国立公園をはじめとした、自然に恵まれた地域の環境保護、施設の保全、各種イベントの企画と実施、利用客の指導などが仕事。最近は「絶滅のおそれのある野生生物の保護」という新たな仕事も加わった。国立公園のパークレンジャーは通常、2~3年のサイクルで、他の公園へと異動する。国立公園は日本国中に点在しているので、転勤は当然「全国規模」に。故郷を離れたくない、という人には不向きの仕事だ。
これがポイント!
極端 な“狭 き門 ”!?
国立公園で働くためには、環境省に入らなければならない。そのためには、国家公務員試験にパスするしかない。しかも試験に合格しても、環境省に入れるわけではなく、必ずこの職業につけるという保証はない、狭き門なのだ。また、2005年からは、パークレンジャーの補佐として、アクティブ・レンジャー制度がスタートしている。こちらは国家公務員ではないが、募集は毎年あるわけではないので狭き門なのに変わりはない。
将来 はこうなる
アクティブ・レンジャーという補佐官が必要なほど、人員は不足しているが、今後も極端に増えるということはなさそう。ただし、国立公園がなくなることもないので、狭き門ながら、定期的な採用はありそうだ。
データボックス
収入 は?
給与規定は国家公務員のものに従い、大卒で大体20万円程度。
休暇 は?
各種イベントが実施されることが多いので、日曜、祝祭日は休みにくい。休暇の日数は世間並み。
職場 は?
公園内の管理事務所など。事務所と住まいがいっしょになっているケースが多いので、「職」と「住」のケジメをつけにくいのが難。また国立公園のパークレンジャーは公務員なので、勤務先が東京になることも。「自然」と「都会」、2つの異なる環境になじめる“柔軟性”も必要。
なるためチャート
仕事のなり方が一目でわかるチャートだよ!