科学者
こんな人 にピッタリ!
何かを知りたい、やってみたいという好奇心が強い人。興味を持ったことに、とことんのめりこむ人。話し上手・聞き上手な人。
どんな仕事 ?
研究所 などで主 に自然 科学 を専門 に研究 する
大学あるいは民間の研究所などの研究機関にやとわれ、給料をもらいながら、そこの研究設備を使い、科学について研究するのが仕事だ。研究の成果は、軍事、外交、政治、経済、社会などに大きなえいきょうをあたえる場合が多く、新しい発見は学会などで発表する。その結果、例えば今までにない製品の開発や病気を治すことなどにつながるのだ。ちなみに、物理学、化学、生理学・医学などの分野で素晴らしい研究成果を残した人物におくられる「ノーベル賞」が有名である。科学者は科学についての研究で、様々なことに興味を持ち続けることが必要であり、深い教養が求められる。
これがポイント!
大学 で自然 科学 を学 び、博士号 を取 る
科学者になるためには、大学で自然科学(物理学、化学、生物学、地学、天文学)を学び、大学院で博士号という学位を取ることが必要だ。在学中に書いた論文で高い評価をもらえれば、その分野の大学か民間の研究所に科学者として勤めることができる。
自然 に対 する好奇心 を持 つ
「なぜそうなっているんだろう?」という自然に対する好奇心を持つことが大切だ。また、知識が無いと好奇心を育てることも難しいため、理科を一生懸命勉強し、自然科学に関する本をたくさん読むといいだろう。理数系の科目が得意で、英語もできる必要がある。論文は日本語ではなく英語で書くからだ。また、研究には作業をテキパキ片付けられる「段取り力」も求められる。日頃からたくさん家の手伝いをしておくといいだろう。
将来 はこうなる
科学技術 立国 を目指 せ!
2010年に「日本の科学者は主要16か国の中で最も不幸せ」という調査結果を、イギリスの科学誌『ネイチャー』がまとめて発表した。日本人の科学者は、他国に比べて休日が少なく、研究テーマの選択をその人の考えによって決められることが少ないことに不満を持っているとのこと。しかし、日本政府は科学技術立国を目指している。科学者の満足度が高まるような政策が求められている。科学者がどんどん研究にチャレンジしたくなる環境が整えば、素晴らしい発見が見つかることにつながるだろう。
データボックス
収入 は?
大学で講師などをやりながら、研究をしたり、論文を書いたりしている場合、月収は20万円くらいからだ。民間の研究所の場合も、月収は22万円くらい。
休暇 は?
働く場所によってちがう。昼も夜もなく働き、休日も仕事の場合が多い。
職場 は?
大学、大学院、民間の研究所など。
なるためチャート
仕事のなり方が一目でわかるチャートだよ!
