海、山、川、ジャングル、極地などを旅して、新たな発見をする。
こんな人にピッタリ!
好奇心旺盛な人。行動力がある人。心身ともにタフな人。
どんな仕事?
世界中を旅して、未知なることにチャレンジする
世界中の未知なる場所を旅して新たな発見をしたり、誰もやったことのない試みに挑戦したりする。例えば、世界一高い山に登ったり、気球に乗って太平洋横断に挑戦したり、洞窟やジャングルを探検したりするなど、一般の人々が「不可能だ」「危険すぎる」と思う冒険に挑戦し、成しとげようとするのが冒険家だ。ただ、命の危険をともなうことも多い。収入を得るための職業というより、冒険に行きたいという気持ちが強く、未知の場所に足を踏み入れる勇気がある人が冒険家と呼ばれている。
これがポイント!
大学の探検部や山岳部で必要な技術や知識などを身につける
冒険家になるためには資格や学歴は必要ないが、過酷な環境に身をおくための準備は必要だ。まずは、高校・大学の探検部や山岳部に所属したり、スポーツ系の専門学校に通って、自然の中で生きる知恵や技術、企画力を身につけることから始めよう。海外に行くこともあるので、語学力(英語など)は身につけておきたい。
冒険家の仕事は資金集めも重要
冒険家は職業として確立されていないこともあり、活動していくための資金集めに苦労することが多い。旅をサポートしてくれるスポンサー(アウトドア用品メーカーなど)を探すか、旅の様子を本にしたり講演で発表したりしてギャランティを得るか。あるいは、冒険とは無関係の仕事をしてお金をため、次の冒険の資金にあてる人も多い。最近では、インターネットで支援をつのるクラウドファンディングを利用して、資金を調達する冒険家もいる。
将来はこうなる
冒険のフィールドは深海や宇宙へ
地球上で誰も足をふみ入れたことがない土地は、もうほとんどないとも言われるが、踏破されていない山や砂漠、ジャングルの奥や洞窟、深海など、新発見を待つ地球の謎はまだまだ残されている。さらに、これからは宇宙への冒険も可能な時代がやってくる。「知りたい」という人間の好奇心と情熱がある限り、冒険家の活躍の場は無限に広がっていく。
データボックス
収入は?
めざましい冒険の成果が得られれば、その記録をまとめた本の印税、講演会やマスコミ出演のギャランティなどを得ることができる。アウトドア用品メーカーがスポンサーにつけば、製品を使用することで生まれる宣伝効果に対して報酬が得られる。
休暇は?
資金調達のために頑張って働き、自分の好きなことができる冒険の旅の間が休暇とも言える。
職場は?
地球のあらゆる場所。今後は宇宙も!
なるためチャート
冒険家の仕事につくための主なルートが一目で分かるチャートだよ!