建築士
こんな人 にピッタリ!
理数系に強く、緻密な考えができる人。人間や環境に対する鋭い洞察力を持ち、ものを創造することに喜びを見いだせる人。
どんな仕事 ?
設計 だけでなく、工事 監理 という仕事 もある!
依頼に応じてその建物の役割を考え、規模、構造、デザイン、材料、予算などを考えながら建物の設計を行う。工事がスタートしたら、設計図通りに進んでいるかをチェックする「工事監理」の仕事も待っている。また、有名建築家(士)になると、単なる建物だけでなく、街づくり、都市づくりなどの「環境」をデザインする場合もあり、文化を創造する役割も担うことになる。
これがポイント!
1級 建築士 と2級 建築士
建築士になるには資格を取ることが必要。資格には「1級」「2級」「木造」の3つがある。2級建築士は大型の建物は扱えず、木造建築士は木造の小建築物のみを扱える(受験資格は2級建築士と同じ)。学校やデパート、高層ビル、大きなマンションなど、公共性のある大きな建物は、1級建築士でないと扱えないことになっている。
「2級 」と「木造 」は都道府県 が行 う試験 を受験
2級建築士、木造建築士になるには、都道府県知事の行う2級建築士試験、又は木造建築士試験に合格し、免許を取得しなくてはならない。
1級 建築士 の合格者 の多 くが大卒
1級建築士になるには、国土交通大臣の行う1級建築士試験に合格し、免許を取得しなければならない。試験は、学科と設計製図の2つで行われ、最終合格率は10%程度とかなりの難関。合格者の多くが大卒で、建築学科、土木学科などで専門知識を学んでいる。また、1級建築士試験の受験資格を得るには、大卒の場合、建築会社や設計会社で2年以上の実務を経験することが必要となる。
将来 はこうなる
景気回復 とともにニーズが高 まりそう
建築業界は景気の変動に大きく左右されるが、建築系学科出身者の就職率は、不況下においてもほぼ100%! 景気回復が見込まれると、ますますニーズが高まる傾向にある。建築会社などでサラリーマン建築士としてキャリアを積んだ後、フリーとなって、自分の事務所を開業することもできる。
データボックス
収入 は?
建設会社などに勤務する場合は、初任給16~20万円、45歳での平均月収は42~43万円。自分で設計事務所を持つ場合は、基本は、総工費の10%程度がその報酬となる。
休暇 は?
大手企業に勤務する場合は、残業はあるものの土日・祝日はほぼ休める。しかし、小さな建築事務所などでは休日返上で仕事…というところも少なくない。自分で事務所を経営する場合は、依頼主や仕事の進行具合に応じて休みを取ることになる。
職場 は?
自分で事務所を持つ以外に、総合建設会社、建築会社、建築設計事務所、官公庁などで、サラリーマン建築士として働く。また、JR各社など大手企業の中には営繕部門を持っているところもあり、そこも建築士の活躍の場となっている。
なるためチャート
仕事のなり方が一目でわかるチャートだよ!
