左官
こんな人 にピッタリ!
自分から進んでやるタイプ。体力に自信のある人。芸術的なセンスがある人。
どんな仕事 ?
手際 のよいコテさばきで、建物 のかべを美 しくぬる
マンションやビルなどの建設現場で、ペンキやタイルの下地ぬり、コンクリートの土間打ち、階段の仕上げぬりなどを行うのが左官だ。セメントやモルタル、しっくい、けいそう土などをぬりつけるコテという道具を使って作業を行う。左官はどんなかべやゆかでも美しく仕上げる職人技を日々みがいている。左官は専門分野によって、「町屋左官」と「丁場左官」の2つに分かれる。町屋左官は地域密着型の家族経営で、昔ながらのしっくい、土かべぬりを得意とする。丁場左官はゼネコンと呼ばれる大手総合建設業者などの下でビルのかべを下ぬりする。
これがポイント!
左官 会社 の親方 に弟子入 りする
左官になるためには、資格や学歴などは問われない。左官の親方に弟子入りして、仕事を覚えていく。左官会社は求人広告や知り合いの伝手で見つけて入ることが多いようだ。全国にある職業訓練施設に通い、基礎的な技術を身につけてから左官会社を探す方法もある。会社に入るとまずは見習いからスタート。材料を練ることから始め、慣れてくるとようやくコテをにぎらせてもらえるようになる。土間作りやかべの下ぬりを覚え、一人前になるには4年くらいかかるようだ。
将来 はこうなる
左官 はこれからも建築 業 には欠 かせない
左官の仕事は容易くないため、機械化することができない。つまり建築業には欠かせない存在だ。しかし、左官として働く人の数は年々減ってきている。そこで左官の技を次世代に受けついでいくためにも若手が今、望まれている。建物を美しくするのは左官のうで次第。夏は暑く、冬場は寒く、重たいセメントを担ぐなど、肉体的にハードな仕事だが、芸術的な感性を活かすことができるのも魅力の1つだ。体を動かすのが好きな人はぜひ目指してみては?
データボックス
収入 は?
職人は日給計算で月給がしはらわれる。見習い1年目は1日7000円、見習い4年目で1日10000円くらいだ。
休暇 は?
週休1日制。日曜日が休みのことが多いようだ。雨が降ると仕事ができない。
職場 は?
建設現場。
なるためチャート
仕事のなり方が一目でわかるチャートだよ!
