高度な緻密さで作られた時計の修理、メンテナンスをおこなう。オリジナルの時計を一から組み立てる職人もいる。
こんな人にピッタリ!
物作りに興味がある人。手先が器用な人。物事に熱中できる人。根気がある人。
どんな仕事?
時計を修理したり作ったりする時計のスペシャリスト
時計のメンテナンスや、こわれた部品に手を加えて再び使えるようにしたりするのが仕事だ。機械式(ゼンマイを使ったもの)時計のデザインから組み立てまでを行うこともあり、それができる職人を「時計師」と呼んだりもする。高級時計は、こわれても直して長く使うコレクターがいるため、時計のメカニズムだけではなく、歴史やデザインなどにもくわしいことが求められる。
これがポイント!
専門学校で時計の仕組みを学ぶ
時計職人になるには、複雑な時計の仕組みについて学べる専門学校に入るのが一般的だ。宝飾系の専門学校の中には、スイスの有名メーカーとタイアップした時計コースを設けているところもある。時計産業が盛んなスイスの時計専門学校に留学するのも一つの手だ。卒業後は時計メーカーや時計販売店に入社することになる。一人前の時計職人になるには、現場での長い経験が必要となる。
時計修理技能士の資格を取ると有利
時計の修理、調整には技能検定試験があり、合格すると「時計修理技能士(1~3級がある)」の国家資格がもらえる。時計職人として独立するのを目指すときに必ず必要な資格ではないが、有名時計メーカーなどに入るときは、実力の証明になるので有利だ。
将来はこうなる
高度な技術を持てば世界で活躍できる
時計職人は世界的に不足しているため、実力さえあれば日本国内を問わず、世界で活躍することができる。専門学校は年齢を問われないため、社会人になってから技術をみがいて経験を積み、時計職人として工房を構えることも夢ではない。
データボックス
収入は?
月収は20万円くらいから。自分でデザイン性の高い時計を作ることができれば、お客さんに高く買い取ってもらえるようになる。
休暇は?
時計メーカーであれば週休二日制、時計販売店であればシフト制で休みを取る。
職場は?
時計メーカー、時計販売店など。
なるためチャート
時計職人の仕事につくための主なルートが一目で分かるチャートだよ!