航空整備士
小型飛行機からジャンボまであらゆる飛行機の整備をし、多くの人命を預かるハイテクのプロ
こんな人にピッタリ!
ささいなミスも許さない強い責任感があり、手作業からコンピューター操作まで幅広い知識を持って行える人。新技術を習得するための努力を惜しまず、昼夜を徹して行われる作業に耐えられる体力のある人。
どんな仕事?
飛行機と乗客、乗務員の安全を守るため、整備・点検を行う
航空機の整備は、空港に到着した飛行機を次のフライトまでの間に点検・修理するライン整備のほか、飛行機を隅々までチェックする工場整備、エンジンやコンピューターを機体からはずして点検、整備する専門工場整備などがある。ライン整備は、運航中の作業となるため短時間で行われることが多く、素早く的確に、ミスなく行われなければならない作業である。
これがポイント!
航空整備士の資格は大きくわけて5種類
平成12年の法改正により、航空整備士の資格は一等および二等航空整備士と、保守及び軽度の修理を行える一等および二等航空運航整備士、航空工場整備士の5種類となった。一等は大型機の検査や整備を行えるが、二等は一定重量以下の機体の検査、整備に限られている。航空工場整備士は、プロペラや計器などを細かくチェックすることができる。
整備士の資格はすべて国家資格
航空整備士の国家試験を受験するには、一等の場合は20歳以上、二等の場合は19歳以上であり、所定の整備実務経験を積むか、航空専門学校を卒業する2つの方法がある。航空工場整備士は18歳以上で所定の整備実務経験が必要。試験は年2回程度、学科と実地試験が行われる。
将来はこうなる
複雑化していく部品などに対応できる能力が問われる
飛行機はメンテナンスが欠かせないので、航空整備士の採用がなくなるということはありえない。飛行機に使われている部品の精密化により、点検も複雑になり点検器材も新しくなっていくので、器材の使い方を速く覚え使いこなせる人も求められていくだろう。また、小型飛行機やヘリコプターを利用する会社も増えており、就職先は多い。
データボックス
収入は?
勤務先によって異なるが、基本給のほかに深夜労働手当、休日出勤手当などがプラスされる。整備は24時間体制で行われるため、交代制勤務となっている場合が多い。
休暇は?
これも勤務先によって異なるが、だいだい週休2日相当の休暇は取れる。そのほか、有給休暇もある。
職場は?
航空会社、新聞社、放送局、小型航空機やヘリコプターを所有する会社
なるためチャート
仕事のなり方が一目でわかるチャートだよ!
