自動車の点検、整備を行い、車社会と人々の安全を守る縁の下の力持ち
こんな人にピッタリ!
車が好きなことが一番。機械の構造に興味があり、機械いじりが得意ならなおいい。細かい故障を見わけられる注意力と、長時間の作業にも耐えられる忍耐力も必要。
どんな仕事?
確かな技術とサービスで利用者からの信頼を得る
自動車整備士の仕事は、車が安全に走行できるよう、車のエンジンやハンドル回り、ブレーキ系統、動力伝達関連などの各部分を点検したり、故障個所の分解修理、交換などを行って性能や機能を元に戻すことである。コンピューターの導入も急速に進み、確かな知識と現場で鍛え上げた技術がマッチしてはじめて、ユーザーの信頼が得られる。故障修理のほか、定期点検や車体整備も重要な仕事だ。
これがポイント!
1級、2級、3級、特殊の4つの資格がある
自動車整備士になるためには、自動車整備士技能検定試験に合格しなければならない。資格は1級から3級までと特殊整備士(実務経験者のみ)があり、ガソリン自動車、ジーゼルエンジン、シャシなどの種類に分かれている。受験資格は級によって異なるが、自動車整備の専門学校に通い、養成課程を修了して卒業すれば、卒業すると同時に受験資格を得ることができる。
将来はこうなる
一家に一台どころか、二台、三台と車がある時代になり、整備や点検のニーズは確実に増えているが、整備士の数はかなり不足しているので、試験に合格すれば就職で困ることはあまりないだろう。自動車も日々進歩しており、また排気ガスの規制など、自動車を取り巻く環境も変わり続けているので、優秀な整備士は将来的にも引く手あまたなのは間違いないと言える。
データボックス
収入は?
自動車整備士の平均年齢は約40歳で、年収は380万円程度となっている。ハードな仕事の割に給料は高くないが、独立して顧客を獲得できれば、収入を大幅にアップできる可能性もある。
休暇は?
地域密着型産業のうえ、受注競争の激化も加わり、また利用者のニーズに応えるため、日曜営業や時間外作業を行っている事業所も多い。
職場は?
自動車販売会社の整備部門、自動車分解整備事業場
なるためチャート
仕事のなり方が一目でわかるチャートだよ!