メニュー閉じる

電車の運転士

時間(じかん)(どお)りに電車(でんしゃ)(はし)らせ、乗客(じょうきゃく)貨物(かもつ)安全(あんぜん)目的(もくてき)()まで(とど)ける人気(にんき)職業(しょくぎょう)だ。

こんな(ひと)にピッタリ!

几帳面(きちょうめん)(ひと)責任感(せきにんかん)(つよ)(ひと)

どんな仕事(しごと)

たくさんの乗客(じょうきゃく)(いのち)をあずかる責任(せきにん)(おも)仕事(しごと)

乗客(じょうきゃく)貨物(かもつ)をのせた電車(でんしゃ)運転(うんてん)し、安全(あんぜん)正確(せいかく)目的(もくてき)()まで(はこ)ぶ。それが電車(でんしゃ)運転士(うんてんし)仕事(しごと)だ。運転(うんてん)(まえ)車両(しゃりょう)のモーターやブレーキが正常(せいじょう)であることを確認(かくにん)し、車庫(しゃこ)出発(しゅっぱつ)(えき)乗客(じょうきゃく)貨物(かもつ)をのせて目的(もくてき)()()かう。運転(うんてん)(ちゅう)は、信号(しんごう)踏切(ふみきり)線路(せんろ)状態(じょうたい)注意(ちゅうい)しつつ電車(でんしゃ)(はし)らせる。電車(でんしゃ)形式(けいしき)車両(しゃりょう)(かず)乗客(じょうきゃく)(かず)貨物(かもつ)(りょう)、カーブや(さか)、さらに(あめ)(ゆき)などの天候(てんこう)によってもスピードの()(かた)やブレーキのかけ(かた)()わってくる。運転士(うんてんし)は、そうしたことに注意(ちゅうい)しながら、時刻表(じこくひょう)どおりに運行(うんこう)するように(つと)めているのだ。とくに都心(としん)()朝夕(あさゆう)混雑(こんざつ)()分刻(ふんきざ)みの時刻表(じこくひょう)になっているので、発着(はっちゃく)がおくれることは(ゆる)されない。1(だい)がおくれると、(うし)ろに(つづ)電車(でんしゃ)など、何台(なんだい)もの電車(でんしゃ)影響(えいきょう)()る。終点(しゅうてん)(えき)到着(とうちゃく)するまで、運転士(うんてんし)()がぬけないのだ。また、車内(しゃない)急病人(きゅうびょうにん)発生(はっせい)するなどの不測(ふそく)事態(じたい)()きたときは、適切(てきせつ)対応(たいおう)()必要(ひつよう)がある。さらに、事故(じこ)()きた場合(ばあい)は、乗客(じょうきゃく)救出(きゅうしゅつ)安全(あんぜん)場所(ばしょ)への誘導(ゆうどう)(おこな)わなくてはならない。最近(さいきん)運転士(うんてんし)補佐(ほさ)する「車掌(しゃしょう)」が同乗(どうじょう)しないワンマン運転(うんてん)車両(しゃりょう)()えているので、様々(さまざま)事態(じたい)一人(ひとり)対応(たいおう)しなくてはならない。運転士(うんてんし)責任(せきにん)はより(おも)くなっている。しかし、その(ぶん)やりがいの(おお)きい仕事(しごと)だとして、ほこりを()って(はたら)いている運転士(うんてんし)(おお)い。

これがポイント!

鉄道(てつどう)会社(がいしゃ)入社(にゅうしゃ)して運転士(うんてんし)目指(めざ)

電車(でんしゃ)運転士(うんてんし)目指(めざ)すなら、まず鉄道(てつどう)会社(がいしゃ)社員(しゃいん)になる必要(ひつよう)がある。日本(にほん)鉄道(てつどう)会社(がいしゃ)は、(おお)きく()けて「JR」「私鉄(してつ)」「公営(こうえい)鉄道(てつどう)」「第三(だいさん)セクター」の4種類(しゅるい)がある。JRは、かつて国営(こくえい)だったが、1987(ねん)民営(みんえい)()され、北海道(ほっかいどう)東日本(ひがしにほん)東海(とうかい)西日本(にしにほん)四国(しこく)九州(きゅうしゅう)貨物(かもつ)の7つの会社(かいしゃ)()かれている。私鉄(してつ)は、民間(みんかん)経営(けいえい)鉄道(てつどう)会社(がいしゃ)のこと。慣例(かんれい)としてJR以外(いがい)民間(みんかん)鉄道(てつどう)会社(がいしゃ)を「私鉄(してつ)」と()ぶ。公営(こうえい)鉄道(てつどう)は、都道府県(とどうふけん)市区町村(しくちょうそん)などの地方(ちほう)公共(こうきょう)団体(だんたい)運営(うんえい)する鉄道(てつどう)会社(がいしゃ)(だい)都市(とし)地下鉄(ちかてつ)路面(ろめん)電車(でんしゃ)(おお)い。第三(だいさん)セクターは、(くに)地方(ちほう)公共(こうきょう)団体(だんたい)(だいいち)セクター)と民間(みんかん)企業(きぎょう)第二(だいに)セクター)が共同(きょうどう)出資(しゅっし)して設立(せつりつ)された会社(かいしゃ)。それぞれの鉄道(てつどう)会社(がいしゃ)によって会社(かいしゃ)(おお)きさが(こと)なり、保有(ほゆう)する電車(でんしゃ)(こと)なる。「JRの新幹線(しんかんせん)運転士(うんてんし)になりたい」「私鉄(してつ)特急(とっきゅう)電車(でんしゃ)運転(うんてん)したい」など、運転(うんてん)してみたい電車(でんしゃ)によって鉄道(てつどう)会社(がいしゃ)(えら)ぶのもいいだろう。

電車(でんしゃ)運転(うんてん)するために必要(ひつよう)免許(めんきょ)がある

鉄道(てつどう)会社(がいしゃ)仕事(しごと)は「総合(そうごう)(しょく)」「技術(ぎじゅつ)(しょく)」「現業(げんぎょう)(しょく)」に()かれている。総合(そうごう)(しょく)本社(ほんしゃ)などで(はたら)仕事(しごと)技術(ぎじゅつ)(しょく)車両(しゃりょう)線路(せんろ)整備(せいび)などをする仕事(しごと)現業(げんぎょう)(しょく)駅員(えきいん)車掌(しゃしょう)、そして運転士(うんてんし)仕事(しごと)運転士(うんてんし)目指(めざ)(ひと)は、会社(かいしゃ)によってプロフェッショナル(しょく)・エキスパート(しょく)とも()ばれる現業(げんぎょう)(しょく)希望(きぼう)して入社(にゅうしゃ)するのが一般的(いっぱんてき)だ。ただし、希望者(きぼうしゃ)全員(ぜんいん)運転士(うんてんし)になれるわけではない。現業(げんぎょう)(しょく)として入社(にゅうしゃ)した(ひと)は、最初(さいしょ)駅員(えきいん)仕事(しごと)(すう)(ねん)(かん)、そして車掌(しゃしょう)仕事(しごと)(すう)(ねん)(かん)経験(けいけん)する。そこで運転士(うんてんし)としての適正(てきせい)があると判断(はんだん)された(ひと)が、社内(しゃない)にある国土交通省(こくどこうつうしょう)指定(してい)の「動力車(どうりょくしゃ)操縦者(そうじゅうしゃ)養成所(ようせいしょ)」で長期間(ちょうきかん)訓練(くんれん)()ける。その(あと)、20(さい)以上(いじょう)(ひと)受験(じゅけん)できる試験(しけん)合格(ごうかく)すれば、国家(こっか)資格(しかく)である「動力車(どうりょくしゃ)操縦者(そうじゅうしゃ)運転(うんてん)免許(めんきょ)」を取得(しゅとく)できる。それによって、ようやく電車(でんしゃ)運転士(うんてんし)名乗(なの)れるのだ。ちなみに、この免許(めんきょ)動力車(どうりょくしゃ)種類(しゅるい)によって12種類(しゅるい)ある。一般的(いっぱんてき)電車(でんしゃ)運転(うんてん)できる免許(めんきょ)は「甲種(こうしゅ)電気(でんき)(しゃ)運転(うんてん)免許(めんきょ)」。ほかにも、路面(ろめん)電車(でんしゃ)運転(うんてん)するための「乙種(おつしゅ)電気(でんき)(しゃ)運転(うんてん)免許(めんきょ)」や、新幹線(しんかんせん)運転(うんてん)するために必要(ひつよう)な「新幹線(しんかんせん)電気(でんき)(しゃ)運転(うんてん)免許(めんきょ)」がある。

将来(しょうらい)はこうなる

AIや自動(じどう)運転(うんてん)技術(ぎじゅつ)進歩(しんぽ)運転士(うんてんし)不要(ふよう)に?

2022(ねん)現在(げんざい)神戸(こうべ)の「ポートライナー」や東京(とうきょう)の「ゆりかもめ」などの(しん)交通(こうつう)システムでは、運転士(うんてんし)がいない完全(かんぜん)自動(じどう)運転(うんてん)(おこな)われている。また、東京(とうきょう)札幌(さっぽろ)地下鉄(ちかてつ)では、ATO(自動(じどう)列車(れっしゃ)運転(うんてん)装置(そうち))が導入(どうにゅう)されている。運転士(うんてんし)出発(しゅっぱつ)のスイッチを()れると、加速(かそく)やブレーキ操作(そうさ)自動的(じどうてき)(おこな)われ、(つぎ)(えき)()められた位置(いち)停車(ていしゃ)するのだ。さらに、JR東日本(ひがしにほん)山手線(やまてせん)やJR九州(きゅうしゅう)香椎線(かしいせん)などの在来線(ざいらいせん)でも、自動(じどう)運転(うんてん)目指(めざ)した実証(じっしょう)実験(じっけん)(すす)んでいる。今後(こんご)、AIや自動(じどう)運転(うんてん)技術(ぎじゅつ)がさらに進歩(しんぽ)すれば、ホームドアなどの安全(あんぜん)設備(せつび)(ととの)っている都市部(としぶ)路線(ろせん)では運転士(うんてんし)不要(ふよう)になるかもしれない。しかし、不測(ふそく)事態(じたい)()こった場合(ばあい)乗客(じょうきゃく)安全(あんぜん)確保(かくほ)するには、(ひと)によるその()(おう)じた行動(こうどう)必要(ひつよう)になってくる。将来(しょうらい)運転士(うんてんし)は、保安(ほあん)要員(よういん)として電車(でんしゃ)()りこむ可能性(かのうせい)がある。そのため運転士(うんてんし)には、ただ()(もの)()きというだけではなく、事故(じこ)対応(たいおう)できる(ちから)(もと)められるだろう。

データボックス

収入(しゅうにゅう)は?

鉄道(てつどう)会社(がいしゃ)(おお)きさによって(こと)なり、平均(へいきん)年収(ねんしゅう)は400~580(まん)(えん)前後(ぜんご)

休暇(きゅうか)は?

鉄道(てつどう)土日(どにち)祝祭日(しゅくさいじつ)昼夜(ちゅうや)()わず毎日(まいにち)運転(うんてん)しているため、交替(こうたい)(せい)(やす)みを()る。

職場(しょくば)は?

JR、私鉄(してつ)などの鉄道(てつどう)会社(がいしゃ)

なるためチャート

電車(でんしゃ)運転士(うんてんし)仕事(しごと)につくための(おも)なルートが一目(ひとめ)()かるチャートだよ!

PAGETOP