デジタルコンテンツディレクター
さまざまな専門技術者を一つにまとめあげる、マルチメディア作品の監督役
こんな人にピッタリ!
コンピューターに強く、自分なりに何かを表現したいという意識を持っている人。たくさんのスタッフと協力して進める仕事であり、クライアントとの意思疎通も重要となるので、コミュニケーション能力も欠かせない。
どんな仕事?
企画の提案から進行管理まで
企画・イメージ作りから、CG(コンピューターグラフィックス)や動画など素材の発注、プログラミングの依頼、全体のスケジュール管理まで、デジタルコンテンツの制作全般を指揮・監督する。一時期はデジタルコンテンツを流通させる媒体はCD-ROMが主流だったが、最近はDVD-ROM、Web、モバイルなども増えているため、デジタルコンテンツディレクターの仕事も細分化しつつある。
クライアントと打ち合わせも大切
DVDやCD-ROMの場合、専門店などで販売されるパッケージソフトだけでなく、企業PRや社内教育に使われる、市販されないタイトルがある。前者では顧客調査などマーケティング活動、後者では発注元の企業との内容のすり合わせも、ディレクターの大切な仕事になる。
これがポイント!
専門知識を身につける
デジタルコンテンツディレクターは、CG、プログラミング、デザインなどに関して幅広い知識が必要になる。情報系や美術系の大学・短大に進んだり、専門学校に通うなどして、できるだけ多くのでも専門知識を身につけておくと有利だろう。
将来はこうなる
デジタルコンテンツにはさまざまな種類があるが、現在注目を浴びているのは、モバイルコンテンツだ。携帯電話によるデータ通信やインターネット接続が簡単になり、また携帯電話が普及したことで、モバイルコンテンツは日々増え続けているので、仕事はこれからも増えていくだろう。また、DVDやCD-ROM、Webのコンテンツも減ることはほとんどないので、今後も引っ張りだこの仕事になるだろう。
データボックス
収入は?
デジタルコンテンツの制作会社に勤務すると、月収20〜50万円程度。気心の知れた仲間と会社を起こしたり、フリーになって活躍する人も少なくない。
休暇は?
締め切りのある仕事なので、締め切り間際になると深夜残業・休日出勤はもちろん、場合によっては連日徹夜ということも。
職場は?
デジタルコンテンツ制作会社、マルチメディア制作会社、DVD、CD-ROM制作会社、コンピューターソフト会社など
なるためチャート
仕事のなり方が一目でわかるチャートだよ!
