プログラマー
コンピュータのプログラムを
こんな人 にピッタリ!
筋道を立てて考える「論理的な考え方」ができる人。みんなとコミュニケーションがとれる人。
どんな仕事 ?
高度 な専門 知識 をもとに、コンピュータのプログラムを作 る
コンピュータは、「このボタンをクリックすると、この画面が開く」といった命令文の集合である「プログラム」によって動いている。プログラムを設計するのはシステムエンジニアの役目だが、その設計に基づいてプログラムを書き上げるのがプログラマーの仕事だ。また、プログラムには、コンピュータ専用の言葉である「プログラミング言語」が使われる。プログラマーは、高度な専門知識であるプログラミング言語を使いこなし、複雑な作業手順をコンピュータが正しく理解できるように工夫をこらしてプログラムを組み上げていくのだ。だが、設計通りに作ってもコンピュータがうまく動かないこともある。不具合の原因であるプログラムの「バグ」を見つけて修正するのもプログラマーの大切な仕事だ。
これがポイント!
専門 学校 や大学 でコンピュータの知識 を学 ぶ
プログラマーの仕事につくために必要な資格は特にない。多くの場合、工業高校や専門学校、大学などでコンピュータの知識や技術を学ぶことでプログラマーを目指すようだ。コンピュータのシステムソフトやアプリケーションを開発する会社に就職する場合が多い。そこで身につけた知識と技術をいかし、プログラマーとして独立して仕事を受ける人もたくさんいる。
プログラマーにはいくつもの専門 分野 がある
同じプログラマーでも、仕事によっていくつかの種類に分けられる。Webサイトを作るプログラミングを行うのは「Webプログラマー」。パソコンやスマホのアプリケーションのプログラミングを行うのは「アプリケーションプログラマー」。ゲームのプログラミングを行うのは「ゲームプログラマー」。ほかにも家電製品や電子機器に組みこまれるものや通信機器や大型コンピュータのシステムなどいくつものプログラムがあり、それを作るプログラマーが存在する。それぞれ必要とされるプログラミング言語や専門知識がちがうので、どんな分野のプログラミングをしたいのかをよく考えよう。
算数 や理科 が苦手 でもプログラマーになれる
プログラマーは、算数や理科が得意な「理系」の学校に進んだ人に向いている職業と思われがちだが、決して国語や社会が得意な「文系」の学校出身者には不向きということはない。プログラマーに必要な「論理的に考える力」をみがけば、文系の人でもプログラマーになることは可能。また、大がかりな仕事はチームを組んで行うので、メンバーの指示を理解したり、自分の意見や提案をきちんとできるコミュニケーション能力も大切だ。
将来 はこうなる
仕事 は増 えるが、技術 や経験 を求 められる
ほとんどの人がスマホを持ち歩くなど、今やコンピュータのない生活は考えられない。今後もコンピュータの進歩と発展がとどまることはないと思われるので、より広い分野でプログラマーが必要とされることだろう。しかし、多くの会社が求めるのは、高い技術や豊富な経験を持つプログラマー。そこで成功するのは、求めに応えられる技術を持つ者だ。プログラマーになるために必要な資格はないが、プログラミング技術を示す資格検定はいくつもある。自分の得意分野をのばし、資格を取得して技術を高めるなどの努力は必要だ。
データボックス
収入 は?
会社の規模によってちがうが、年収は420~560万円。平均480万円ほど。
休暇 は?
職場にもよるが、基本は週休二日制。ただし、いそがしい時期は休めないときもある。納期がせまると勤務時間がかなり不規則になるため、デスクワークとはいえ体力勝負の仕事だ。
職場 は?
コンピュータシステム会社、ゲームやアプリケーションなどソフトウェアを開発する会社など。
なるためチャート
プログラマーの