カラーコーディネーター
さまざまな
こんな人 にピッタリ!
服の組み合わせなどで色の選び方をほめられたことがある人。流行に敏感な人。
どんな仕事 ?
色 に関 するあらゆる提案 をする
カラーコーディネーターは、それぞれの色が持つ性質やイメージを考えて最適な色の組み合わせを提案する色のスペシャリスト。色は人間の心に大きく作用することがわかっているので、多くの会社がデザインの要素の一つである配色を重視している。衣服やファッション、建築やインテリア、乗用車や家電製品、広告やWeb、食品や雑貨など、さまざまな業種でカラーコーディネーターが必要とされているのだ。
提案 する相手 は会社 から個人 まで
カラーコーディネーターの仕事は、大きく分けると次の三つがある。(1)就職した会社の自社商品に使う色を提案したり、商品のディスプレイ方法などを考えたりする仕事。(2)問題の解決策を提案する「コンサルティング会社」の業務として、取引先の希望に応じて色を提案する仕事。店内のレイアウトを考えたり、街並みを整備する都市計画などで色に関する調査や相談に応じたりすることもある。(3)個人に対して、その人に似合う色のファッションやインテリアを提案などする仕事。相手が会社でも個人でも、色に関する知識をいかして最適な配色を提案することは変わらない。
これがポイント!
就職 が有利 になる二 つの資格
カラーコーディネーターになるのに特別な資格は必要ない。ただ、色についての深い知識は欠かせないので、そうした知識が身についていることを証明する資格はある。東京商工会議所による「カラーコーディネーター検定」と、公益社団法人色彩検定協会(AFT)による「色彩検定」。この二つを取っておくと就職に有利だろう。また、流行の色や人々が好む色の変化にいち早く気づくように感覚をみがいておくことも大切だ。
将来 はこうなる
色 の効用 が認 められている今 、将来性 はバツグン!
買う気にさせる色の商品や気持ちを落ち着かせる色の部屋など、今では色の持つ効用は広く認識されている。色のスペシャリストであるカラーコーディネーターに対するニーズは今後ますます高まっていくだろう。
データボックス
収入 は?
会社に勤務する場合、その会社によるが、年収はおよそ350~450万円。実力をつけてフリーになれば、より高収入を得ることも可能だ。
休暇 は?
職場にもよるが、基本は週休二日制。
職場 は?
カラーコンサルティング会社、広告制作・デザイン事務所、インテリア関連会社、アパレルメーカーや工業製品メーカーなどの商品企画・デザイン部門、宣伝・広報部。
なるためチャート
カラーコーディネーターの仕事につくための主なルートが一目で分かるチャートだよ!