ファッションデザイナー
こんな人 にピッタリ!
色彩感覚が豊かで、絵を描くのが得意な人。流行の服を自分なりにアレンジして着こなすなど、ファッションセンスの鋭い人。裁縫の技術が優れていることも大切な条件の1つだ。
どんな仕事 ?
雑用 をこなしながらデザイン画 を描 きためる
ファッションの世界は4シーズン制で、それぞれのシーズンに新作発表会が行われる。デザイナーは、半年から1年前に準備に入る。市場調査し、何が流行するか先を読み、イメージを決める。次にデザイン画を描き、デザイン決定。そして裁断・縫製を指示し、仕上がりサンプルのチェックをしていく。一人前になるまでの下積み期間は5~6年。新人デザイナーは顧客向けのサンプルの梱包・発送作業、マップ(スケジュールなどをビジュアル化したもの)の作成など雑用をこなしながら、こつこつとデザイン画を描きためている人が多い。
これがポイント!
在学 中 に資格 を取 っておこう
すぐに技術をマスターするなら専門学校、じっくり勉強したければ大学・短大がおすすめ。専門学校では、高田賢三さん(故人)などトップデザイナーを輩出している文化服装学院が実績No.1。大学・短大では女子美術大、京都芸術短大など。在学中に「パターンメーキング技術検定試験」「洋裁技術検定(上級)」にパスしておくと就職には有利。
コンクールに積極的 に挑戦
国内で最も権威のあるコンクールは「装苑賞」で、山本寛斎さん(故人)やコシノジュンコさんらが受賞している。新人の登竜門として有名な賞を取れば、将来のトップデザイナーの座を約束されるといってもいいだろう。
将来 はこうなる
コンピューターを駆使 するデザイナーも
最近は、コンピューターを駆使してファッションデザインをする人も多い。グラフィックソフトを使うと手描きとは違った効果が出て、アイデアも広がる。
データボックス
収入 は?
大手アパレル会社で一人前のデザイナーになると、年収は500~600万円くらい。さらに能力を認められた契約デザイナーになれば、年収1000万円以上に。独立した場合は、サンプル品の作製などに経費がかかることも頭に入れておこう。
休暇 は?
大手のアパレル会社はたいてい週休二日制。ただし、展示会などの直前は残業や徹夜が多くなり、休日に出勤することもしばしばだ。
職場 は?
最初はアパレルメーカーや有名デザイナーの経営するデザイン事務所に就職する人がほとんど。会社や事務所によってデザインに特徴があるので、自分の感性に合うところを選ぶようにしよう。実績を積めば独立・開業のチャンスも。
なるためチャート
仕事のなり方が一目でわかるチャートだよ!
