政治、経済から、犯罪などの事件、スポーツ、芸能、暮らしのことまで、さまざまなニュースを取材し、報道する。活躍の場は新聞、雑誌、テレビ、Webメディアなど。
こんな人にピッタリ!
好奇心、とりわけ人間に対する好奇心が強い人。多くの人にニュースを正確に速く伝えることを使命とするため、正義感、責任感も強くなくてはならない。忙しい仕事なので、体力と気力も必要だ。
どんな仕事?
深夜や早朝の取材もあるタフな仕事!
記者には新聞記者、雑誌記者、テレビの報道記者などがあるが、インターネットで発信するWebメディア記者も増えている。媒体は違っても記者の仕事内容は基本的に同じ。世の中で起こった事件や出来事について当事者や関係者に取材し、その結果、浮かび上がった事実を記事にまとめたり、記者自身がレポートしたりして、読者や視聴者に伝えていく。深夜や早朝の取材も珍しいことではなく、体力、精神力ともにタフであることが求められる。
これがポイント!
大手企業への就職は狭き門。幅広い知識が決め手に!
記者には免許や資格は必要ないが、新聞社、出版社、放送局などの大手企業の新卒採用はほとんどが大卒だ。しかも、競争率は高い。入社試験では時事問題のほか、幅広い知識が要求されるほか、語学力、文章力、面接では判断力、コミュニケーション能力なども重要視される。ただ、大卒でなくても記者として活躍することはできる。編集プロダクションに所属したり、フリーランスとして大手報道機関と契約して「特派記者」として働いたりするケースは少なくない。
将来はこうなる
一般の人がニュースや情報を得る手段として、インターネットの比重が大きくなってきている。新聞や雑誌などの紙媒体は印刷や配送に時間がかかり、情報を速く届けるいう点ではWebメディアにはかなわない。これからはWeb媒体を中心に活躍する記者が増えてくるかもしれない。一般の人たちがSNSを通じて情報を発信する時代にもなった。紙媒体やweb、テレビなどに限ることなく、どの媒体にも対応できる幅広い知識と行動力を持つ記者の時代になるだろう。
収入は?
大手のテレビ局、出版社、新聞社などは勤続12~13年の中堅社員で月収40~50万円程度。深夜勤務など時間外手当などもつくので、他職業より収入は多いと言える。地方局や中小出版社、新聞社などは、その会社の業績によって収入が大きく左右される。
休暇は?
新聞やテレビなどのいわゆるマスコミ関係は、制作スケジュールが優先されるので、土日や祝日でも休めるとは限らない。代休で調整する。
職場は?
新聞社、出版社、テレビ局、通信社、webサイト。あるいはそれらと契約している編集プロダクション。フリーで活動する記者も。
なるためチャート
記者の仕事につくための主なルートが一目で分かるチャートだよ!