政治家になるには?仕事内容や必要な資格などを解説!

政治家

人々(ひとびと)の代表(だいひょう)として、暮(く)らしをより良(よ)くするために、社会生活(しゃかいせいかつ)のルールとなる法律(ほうりつ)をつくったり、国(くに)や自治体(じちたい)の予算(よさん)を決(き)めたりする政治家(せいじか)。政治家(せいじか)になるにはどうすればいい?この記事(きじ)では、選挙(せんきょ)で選(えら)ばれて活動(かつどう)する政治家(せいじか)の仕事内容(しごとないよう)や向(む)いている人(ひと)、立候補(りっこうほ)に必要(ひつよう)な条件(じょうけん)などを紹介(しょうかい)するよ。年収(ねんしゅう)や、国会(こっかい)・地方議会(ちほうぎかい)で活躍(かつやく)する働(はたら)き方(かた)といった情報(じょうほう)もまとめているよ。

政治家(せいじか)に向(む)いている人(ひと)は?こんな人(ひと)にピッタリ!

社会(しゃかい)をより良(よ)くするためのアイデアがあり、それを実現(じつげん)するための意(い)欲(よく)がある人(ひと)。さまざまな意見(いけん)を聞(き)いて、自分(じぶん)の意見(いけん)を改善(かいぜん)できる人(ひと)。人(ひと)のために働(はたら)くことが好(す)きな人(ひと)。自分(じぶん)の利害(りがい)や損得(そんとく)を考(かんが)えず、常(つね)にみんなの幸(しあわ)せのために働(はたら)ける、そんな立派(りっぱ)な人(ひと)であってほしい。

政治家(せいじか)の仕事(しごと)内容(ないよう)を見(み)ていこう!

議会(ぎかい)を通(とお)して、人々(ひとびと)の要望(ようぼう)を実現(じつげん)する

政治(せいじ)は、国(くに)や人々(ひとびと)の生活(せいかつ)をより良(よ)くするためにはどうすればいいのかを考(かんが)え、それを実行(じっこう)する仕組(しく)みのこと。政治(せいじ)を職業(しょくぎょう)にする人(ひと)や選挙(せんきょ)活動(かつどう)などの政治的(せいじてき)な活動(かつどう)を職業(しょくぎょう)にする人(ひと)が政治家(せいじか)だ。政治家(せいじか)の中(なか)でも、選挙(せんきょ)に立候補(りっこうほ)して選(えら)ばれた人(ひと)は議会(ぎかい)のメンバーである「議員(ぎいん)」と呼(よ)ばれる。議員(ぎいん)には2種類(しゅるい)あり、国(くに)の政治(せいじ)に関(かか)わる議員(ぎいん)は国会議員(こっかいぎいん)、都道府県(とどうふけん)や市区町村(しくちょうそん)の政治(せいじ)に関(かか)わる議員(ぎいん)は地方(ちほう)議会(ぎかい)議員(ぎいん)だ。国会(こっかい)や地方(ちほう)議会(ぎかい)の役目(やくめ)のひとつは、法律(ほうりつ)や条例(じょうれい)などのルールを作(つく)ったり、変(か)えたり、無(な)くしたりすること。議員(ぎいん)の仕事(しごと)は、人々(ひとびと)の要望(ようぼう)に耳(みみ)をかたむけ、人々(ひとびと)のためになる新(あたら)しいルールを議会(ぎかい)に提案(ていあん)したり、ルール改正(かいせい)などの議題(ぎだい)を検討(けんとう)して賛成(さんせい)か反対(はんたい)かの票(ひょう)を投(とう)じて議決(ぎけつ)したりすること。また、国(くに)や地方(ちほう)自治体(じちたい)を運営(うんえい)するために必要(ひつよう)な予算(よさん)の検討(けんとう)や議決(ぎけつ)も議員(ぎいん)の大切(たいせつ)な仕事(しごと)だ。選挙(せんきょ)で多(おお)くの人々(ひとびと)から信任(しんにん)を得(え)た政治家(せいじか)である議員(ぎいん)は、議会(ぎかい)での議決(ぎけつ)を通(とお)して人々(ひとびと)の要望(ようぼう)の実現(じつげん)を目指(めざ)す重責(じゅうせき)を負(お)っている。とくに現在(げんざい)は国内外(こくないがい)で重要(じゅうよう)な問題(もんだい)が山積(やまづみ)しているので、それに対応(たいおう)する政治家(せいじか)には高(たか)い専門(せんもん)知識(ちしき)と的確(てきかく)な決断力(けつだんりょく)が求(もと)められる。

政治家(せいじか)になるには?必要(ひつよう)な資格(しかく)・役立(やくだ)つ知識(ちしき)もチェックしよう!

選挙(せんきょ)に立候補(りっこうほ)するために必要(ひつよう)な年齢(ねんれい)とお金(かね)

広(ひろ)い意味(いみ)の政治家(せいじか)はだれでもなれるが、議会(ぎかい)に参加(さんか)できる議員(ぎいん)になるには選挙(せんきょ)に立候補(りっこうほ)して当選(とうせん)しなくてはならない。選挙(せんきょ)に関(かん)しては、個人(こじん)が備(そな)えていなければならない条件(じょうけん)がいくつかある。まず、日本(にほん)国籍(こくせき)を持(も)つ日本(にほん)国民(こくみん)であること。日本(にほん)国民(こくみん)は、満(まん)18歳(さい)以上(いじょう)になると、選挙(せんきょ)でみんなの代表(だいひょう)を選(えら)ぶ権利(けんり)である「選挙(せんきょ)権(けん)」が与(あた)えられる。その後(あと)、決(き)められた年齢(ねんれい)(資格(しかく)年齢(ねんれい)・選挙(せんきょ)の種類(しゅるい)によって異(こと)なる)になると、選挙(せんきょ)に立候補(りっこうほ)する権利(けんり)である「被選挙権(ひせんきょけん)」が与(あた)えられるのだ。それぞれの選挙(せんきょ)の資格(しかく)年齢(ねんれい)は、国会議員(こっかいぎいん)の衆議院(しゅうぎいん)議員(ぎいん)は満(まん)25歳(さい)以上(いじょう)、参議院(さんぎいん)議員(ぎいん)は満(まん)30歳(さい)以上(いじょう)、都道(とどう)府(ふ)県議会(けんぎかい)議員(ぎいん)と市区(しく)町(ちょう)村議会(そんぎかい)議員(ぎいん)は満(まん)25歳(さい)以上(いじょう)。ちなみに都道府県(とどうふけん)知事(ちじ)は満(まん)30歳(さい)以上(いじょう)、市区町村(しくちょうそん)長(ちょう)は満(まん)25歳(さい)以上(いじょう)だ。ただし、犯罪(はんざい)を犯(おか)した者(もの)は、犯罪(はんざい)の種類(しゅるい)や刑期(けいき)によっては選挙(せんきょ)権(けん)・被選挙権(ひせんきょけん)を失(うしな)うこともある。また、立候補(りっこうほ)するにはお金(かね)が必要(ひつよう)だ。選挙(せんきょ)運動(うんどう)の費用(ひよう)とは別(べつ)に「供託金(きょうたくきん)」を法務局(ほうむきょく)に預(あず)ける。これは、当選(とうせん)する見(み)こみが少(すく)ない面白(おもしろ)半分(はんぶん)の立候補(りっこうほ)や選挙(せんきょ)による売名(ばいめい)を防(ふせ)ぐための制度(せいど)。一定(いってい)数(すう)の票(ひょう)を取(と)ればお金(かね)は戻(もど)ってくるが、得票(とくひょう)数(すう)が規定(きてい)数(すう)に達(たっ)しなかった場合(ばあい)や供託金(きょうたくきん)を収(おさ)めた後(あと)で立候補(りっこうほ)を取(と)りやめると、供託金(きょうたくきん)の全額(ぜんがく)または一定(いってい)額(がく)を取(と)り上(あ)げられる。供託金(きょうたくきん)の額(がく)は選挙(せんきょ)によって異(こと)なり、町村(ちょうそん)議会(ぎかい)選挙(せんきょ)の15万(まん)円(えん)から衆議院(しゅうぎいん)・参議院(さんぎいん)の比例(ひれい)代表(だいひょう)選挙(せんきょ)の600万(まん)円(えん)までさまざま。

政治(せいじ)塾(じゅく)や議員(ぎいん)の秘書(ひしょ)になって政治(せいじ)を学(まな)ぶ

政治家(せいじか)になるための特別(とくべつ)な資格(しかく)はない。学歴(がくれき)も問(と)われないので専門(せんもん)の学校(がっこう)もない。だが、政治家(せいじか)の仕事(しごと)は、法律(ほうりつ)や条令(じょうれい)をつくったり、法律(ほうりつ)に沿(そ)って政策(せいさく)を実行(じっこう)する行政(ぎょうせい)に関(かか)わるものなので、大学(だいがく)の法学部(ほうがくぶ)・経済(けいざい)学部(がくぶ)・政治(せいじ)学部(がくぶ)などに進学(しんがく)して専門(せんもん)知識(ちしき)を学(まな)んでおくといいだろう。学校(がっこう)ではないが、政治家(せいじか)の育成(いくせい)を目的(もくてき)とした「政治(せいじ)塾(じゅく)」がある。その種(しゅ)類(るい)は、政党(せいとう)が運営(うんえい)するもの、公益(こうえき)財団(ざいだん)法人(ほうじん)が運営(うんえい)するもの、個人(こじん)が運営(うんえい)するものなどさまざま。塾(じゅく)を卒業(そつぎょう)すれば政治家(せいじか)(議員(ぎいん))になれるというものではないが、政治家(せいじか)への階段(かいだん)の足(あし)がかりになりそうだ。また、選挙(せんきょ)に当選(とうせん)して議員(ぎいん)を目指(めざ)す人(ひと)の中(なか)には、まず議員(ぎいん)の秘書(ひしょ)になり、議員(ぎいん)の仕事(しごと)を手伝(てつだ)うことで政治家(せいじか)としての実力(じつりょく)をつける人(ひと)もいる。とくに国会議員(こっかいぎいん)の政策(せいさく)立案(りつあん)を補佐(ほさ)する政策(せいさく)担当(たんとう)秘書(ひしょ)は、資料(しりょう)収集(しゅうしゅう)や要点(ようてん)をまとめるなど法律(ほうりつ)を作(つく)る作業(さぎょう)に参加(さんか)するので、身(み)をもって政治(せいじ)活動(かつどう)を勉強(べんきょう)できる。その仕事(しごと)に就(つ)くために必要(ひつよう)な国家(こっか)資格(しかく)である「国会議員(こっかいぎいん)政策(せいさく)担当(たんとう)秘書(ひしょ)資格(しかく)試験(しけん)」があるので、挑戦(ちょうせん)してもいいだろう。

なるためチャート!政治家(せいじか)になるためのステップを図解(ずかい)するよ

キッズネットオリジナルの「なるためチャート」だよ!政治家(せいじか)の仕事(しごと)につくための主(おも)な進路(しんろ)の例(れい)や必要(ひつよう)な情報(じょうほう)を図解(ずかい)しているよ。ぜひ参考(さんこう)にしてみてね!

政治家(せいじか)の将来性(しょうらいせい)は?

20代(だい)、30代(だい)の若(わか)い政治家(せいじか)の活躍(かつやく)が期待(きたい)される

政(せい)府(ふ)の政策(せいさく)や国民(こくみん)への説明(せつめい)不足(ぶそく)などへの不満(ふまん)から、国民(こくみん)の政治(せいじ)不信(ふしん)を招(まね)いている。今後(こんご)は国民(こくみん)が信頼(しんらい)できるような、高潔(こうけつ)で情熱(じょうねつ)を持(も)った政治家(せいじか)が求(もと)められるようになるだろう。また、若者(わかもの)の中(なか)には選挙(せんきょ)に参加(さんか)しない人(ひと)も多(おお)い。その原因(げんいん)の一(ひと)つは、高齢(こうれい)世代(せだい)に向(む)けた政策(せいさく)が目立(めだ)つことで、若者(わかもの)世代(せだい)は関心(かんしん)が持(も)てないからだ。だが、多(おお)くの人(ひと)の声(こえ)を集(あつ)めて議会(ぎかい)に反映(はんえい)させるために、若者(わかもの)の力強(ちからづよ)さやしなやかな発想(はっそう)は欠(か)かせない。さらに、現在(げんざい)日本(にほん)の女性(じょせい)議員(ぎいん)の割合(わりあい)が国際的(こくさいてき)に見(み)て低(ひく)い水準(すいじゅん)にとどまっている問題(もんだい)もある。女性(じょせい)ならではの視点(してん)をいかすために、議会(ぎかい)での男女(だんじょ)同数(どうすう)の実現(じつげん)が望(のぞ)まれている。一方(いっぽう)で、政治家(せいじか)になりたいと考(かんが)えている人(ひと)は、残念(ざんねん)ながら男女(だんじょ)ともに決(けっ)して多(おお)くない。数少(かずすく)ない有能(ゆうのう)で信頼(しんらい)できる政治家(せいじか)を議会(ぎかい)へ送(おく)るために、有権者(ゆうけんしゃ)も政治家(せいじか)を見極(みきわ)める目(め)を持(も)ち、選挙(せんきょ)で投票(とうひょう)することがより大切(たいせつ)になるだろう。

【データ】政治家(せいじか)の年収(ねんしゅう)・働(はたら)き方(かた)・働(はたら)く場所(ばしょ)は?

収入(しゅうにゅう)は?

役職(やくしょく)のない国会議員(こっかいぎいん)の歳費(さいひ)(給料(きゅうりょう))は、月額(げつがく)129万(まん)4000円(えん)(2022年(ねん)現在(げんざい))。これに年(ねん)2回(かい)期末(きまつ)手当(てあて)が支給(しきゅう)され、年額(ねんがく)約(やく)2200万(まん)円(えん)。さらに、調査(ちょうさ)研究(けんきゅう)広報(こうほう)滞在(たいざい)費(ひ)1200
万(まん)円(えん)(月額(げつがく)100万(まん)円(えん)×12カ月(げつ))と立法(りっぽう)事務(じむ)費(ひ)780万(まん)円(えん)(月額(げつがく)65万(まん)円(えん)×12カ月(げつ))の経費(けいひ)も支給(しきゅう)されるので、合計(ごうけい)すると年額(ねんがく)約(やく)4200万(まん)円(えん)になる。国民(こくみん)が払(はら)う税金(ぜいきん)でまかなわれるにも関(かか)わらず、調査(ちょうさ)研究(けんきゅう)広報(こうほう)滞在(たいざい)費(ひ)も立法(りっぽう)事務(じむ)費(ひ)も第三者(だいさんしゃ)は使(つか)い道(みち)を確認(かくにん)できないなどの問題(もんだい)があり、高額(こうがく)な歳費(さいひ)の見直(みなお)しを求(もと)める意見(いけん)もある。また、都道(とどう)府(ふ)県議会(けんぎかい)議員(ぎいん)や市区(しく)町(ちょう)村議会(そんぎかい)議員(ぎいん)の歳費(さいひ)は自治体(じちたい)によって異(こと)なる。ちなみに、地方(ちほう)議会(ぎかい)議員(ぎいん)に毎月(まいつき)支給(しきゅう)される調査(ちょうさ)研究(けんきゅう)費(ひ)は「政務(せいむ)活動(かつどう)費(ひ)」と呼(よ)ばれている。

休暇(きゅうか)は?

議会(ぎかい)に出席(しゅっせき)すればいいわけではなく、ほかの議員(ぎいん)や政治家(せいじか)と勉強(べんきょう)会(かい)を開(ひら)いたり、支援者(しえんしゃ)との会合(かいごう)に出席(しゅっせき)するなど、プライベートな時間(じかん)は取(と)りにくい。とくに選挙(せんきょ)期間(きかん)中(ちゅう)は、ほとんど不眠(ふみん)不休(ふきゅう)で選挙(せんきょ)地(ち)を走(はし)り回(まわ)らなければならない。

職場(しょくば)は?

国会議員(こっかいぎいん)の場合(ばあい)、国会(こっかい)議事堂(ぎじどう)の本会議(ほんかいぎ)場(じょう)や委員会室(いいんかいしつ)で審査(しんさ)や審議(しんぎ)を行(おこな)う。また、衆議院(しゅうぎいん)・参議院(さんぎいん)それぞれの議員(ぎいん)会館(かいかん)に事務所(じむしょ)が与(あた)えられるので、そこで人々(ひとびと)の請願(せいがん)や陳情(ちんじょう)を聞(き)くこともある。地方(ちほう)議会(ぎかい)議員(ぎいん)も各地(かくち)の議会(ぎかい)に出席(しゅっせき)して議案(ぎあん)の審議(しんぎ)や議決(ぎけつ)を行(おこな)う。選挙(せんきょ)期間(きかん)中(ちゅう)は、選挙(せんきょ)用(よう)の事務所(じむしょ)で選挙(せんきょ)活動(かつどう)のプランを練(ね)る。

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