盲導犬訓練士になるには?仕事内容や必要な資格などを解説!

盲導犬訓練士

目(め)が見(み)えなかったり見(み)えにくかったりする視覚(しかく)に障害(しょうがい)のある人(ひと)が自由(じゆう)に出歩(である)くための手伝(てつだ)いをする盲導犬(もうどうけん)を育(そだ)てる。人(ひと)の役(やく)に立(た)つ、やりがいのある仕事(しごと)だ。

盲導犬訓練士(もうどうけんくんれんし)に向(む)いている人(ひと)は?こんな人(ひと)にピッタリ!

犬(いぬ)が好(す)きで、犬(いぬ)の面倒(めんどう)を見(み)るのが好(す)きな人(ひと)。盲導犬(もうどうけん)や、盲導犬(もうどうけん)を利用(りよう)する人(ひと)と気持(きも)ちを通(かよ)い合(あ)わせるために、思(おも)いやりとコミュニケーション能(のう)力(りょく)がある人(ひと)。体力(たいりょく)に自信(じしん)があることがベスト。

盲導犬訓練士(もうどうけんくんれんし)の仕事(しごと)内容(ないよう)を見(み)ていこう!

利用者(りようしゃ)の安全(あんぜん)で快適(かいてき)な外出(がいしゅつ)を助(たす)ける盲導犬(もうどうけん)を育(そだ)てる

盲導犬(もうどうけん)を育成(いくせい)する団体(だんたい)の職員(しょくいん)として、目(め)が見(み)えない人(ひと)や見(み)えにくい障害(しょうがい)がある人(ひと)の外出(がいしゅつ)を手助(てだす)けする盲導犬(もうどうけん)を育(そだ)てる。団体(だんたい)の訓練(くんれん)施設(しせつ)で生(う)まれた子犬(こいぬ)は、パピーウォーカー(里親(さとおや))と呼(よ)ばれるボランティアの家庭(かてい)で愛(あい)情深(じょうぶか)く育(そだ)てられ、1歳(さい)をすぎると訓練(くんれん)施設(しせつ)にもどって盲導犬(もうどうけん)になる訓練(くんれん)を受(う)ける。その訓練(くんれん)を行(おこな)うのが盲導犬(もうどうけん)訓練士(くんれんし)だ。基本(きほん)訓練(くんれん)では、人(ひと)が求(もと)めることができたら「グッド(良(よ)し)」とほめながら、「シット(座(すわ)れ)」、「ダウン(ふせ)」、「カム(来(こ)い)」、「ウェイト(待(ま)て)」などの指示(しじ)を犬(いぬ)に学習(がくしゅう)させる。ほかにも「道路(どうろ)の角(かど)や段(だん)差(さ)があることを犬(いぬ)が止(と)まって教(おし)える・道路(どうろ)に置(お)かれた看板(かんばん)や自転車(じてんしゃ)をよけて歩(ある)く」など、利用者(りようしゃ)を安全(あんぜん)に導(みちび)くさまざまな訓練(くんれん)をおこなう。約(やく)1年(ねん)~1年(ねん)半(はん)に渡(わた)る訓練(くんれん)を終(お)えた候補(こうほ)犬(けん)は、3回(かい)おこなわれる評価(ひょうか)(試験(しけん))に合格(ごうかく)することで盲導犬(もうどうけん)としてデビューできる。しかし、最終的(さいしゅうてき)に盲導犬(もうどうけん)になれるのは全体(ぜんたい)の3~4割(わり)だ。また、盲導犬(もうどうけん)訓練士(くんれんし)の仕事(しごと)は、そうした犬(いぬ)の訓練(くんれん)だけではない。事務所(じむしょ)で報告書(ほうこくしょ)の作成(さくせい)や会議(かいぎ)、盲導犬(もうどうけん)を利用(りよう)する人(ひと)たちへの電話(でんわ)連絡(れんらく)もする。さらに、盲導犬(もうどうけん)には向(む)かないと判断(はんだん)された犬(いぬ)(キャリアチェンジ犬(いぬ))や盲導犬(もうどうけん)を引退(いんたい)した犬(いぬ)(リタイア犬(いぬ))の新(あら)たな家族(かぞく)や飼育(しいく)ボランティアへの橋(はし)わたし役(やく)も仕事(しごと)のひとつ。もちろん、犬(いぬ)たちの健康(けんこう)管理(かんり)をふくめた毎日(まいにち)の世話(せわ)も大切(たいせつ)な仕事(しごと)だ。

盲導犬訓練士(もうどうけんくんれんし)になるには?必要(ひつよう)な資格(しかく)・役立(やくだ)つ知識(ちしき)もチェックしよう!

盲導犬(もうどうけん)協会(きょうかい)が認定(にんてい)する資格(しかく)を取得(しゅとく)する

「盲導犬(もうどうけん)訓練士(くんれんし)」は、国家(こっか)資格(しかく)ではなく、全国(ぜんこく)に11団体(だんたい)・14施設(しせつ)ある盲導犬(もうどうけん)協会(きょうかい)・団体(だんたい)が認定(にんてい)する民間(みんかん)資格(しかく)。そのうち8団体(だんたい)が加盟(かめい)する「認定(にんてい)NPO法人(ほうじん)全国(ぜんこく)盲導犬(もうどうけん)施設(しせつ)連合会(れんごうかい)」では、各(かく)団体(だんたい)が出(だ)す資格(しかく)審査(しんさ)員(いん)による審査(しんさ)に合格(ごうかく)した者(もの)を「盲導犬(もうどうけん)訓練士(くんれんし)」と認定(にんてい)している。盲導犬(もうどうけん)訓練士(くんれんし)を目指(めざ)すには、まず、盲導犬(もうどうけん)育成(いくせい)団体(だんたい)のどれかに就職(しゅうしょく)する必要(ひつよう)がある。それぞれの団体(だんたい)で3年(ねん)間(かん)研修(けんしゅう)を積(つ)み、認定(にんてい)試験(しけん)に合格(ごうかく)することで盲導犬(もうどうけん)訓練士(くんれんし)の資格(しかく)を取得(しゅとく)できる。団体(だんたい)のひとつである公益(こうえき)財団(ざいだん)法人(ほうじん)日本(にほん)盲導犬(もうどうけん)協会(きょうかい)は「盲導犬(もうどうけん)訓練士(くんれんし)学校(がっこう)」を開校(かいこう)している。ただし、入学者(にゅうがくしゃ)を毎年(まいとし)募集(ぼしゅう)してはいない。協会(きょうかい)職員(しょくいん)になれば訓練(くんれん)センターで働(はたら)きながら学校(がっこう)で学(まな)ぶことができるが、2023年度(ねんど)は最大(さいだい)4名(めい)の求人(きゅうじん)だった。多(おお)くの団体(だんたい)が欠員(けついん)のある時(とき)に求人(きゅうじん)を告知(こくち)するので、盲導犬(もうどうけん)訓練士(くんれんし)は競争(きょうそう)率(りつ)が高(たか)い、かなりの難関(なんかん)だ。盲導犬(もうどうけん)訓練士(くんれんし)を目指(めざ)す人(ひと)は、求人(きゅうじん)が出(で)るまで、育成(いくせい)団体(だんたい)のボランティアとして犬(いぬ)の世話(せわ)をしたり、盲導犬(もうどうけん)を利用(りよう)する視覚(しかく)に障害(しょうがい)のある人(ひと)たちの病気(びょうき)や気持(きも)ちを勉強(べんきょう)しておくといいだろう。

最終的(さいしゅうてき)には「盲導犬(もうどうけん)歩行(ほこう)指導(しどう)員(いん)」を目指(めざ)す

盲導犬(もうどうけん)訓練士(くんれんし)の資格(しかく)を取得(しゅとく)した者(もの)は、さらに2年(ねん)間(かん)、知識(ちしき)と経験(けいけん)を積(つ)んで「盲導犬(もうどうけん)歩行(ほこう)指導(しどう)員(いん)」の資格(しかく)取得(しゅとく)を目指(めざ)すのが一般的(いっぱんてき)だ。盲導犬(もうどうけん)訓練士(くんれんし)が主(おも)に犬(いぬ)の訓練(くんれん)をするのに対(たい)して、盲導犬(もうどうけん)歩行(ほこう)指導(しどう)員(いん)は視覚(しかく)に障害(しょうがい)のある人(ひと)に盲導犬(もうどうけん)との歩(ある)き方(かた)(共同(きょうどう)訓練(くんれん))を指導(しどう)する。そのため、盲導犬(もうどうけん)歩行(ほこう)指導(しどう)員(いん)になるには、目(め)の病気(びょうき)や目(め)の見(み)えない人(ひと)の気(き)持(も)ちなどを勉強(べんきょう)する必要(ひつよう)がある。指導(しどう)する相手(あいて)は身(み)ぶり手(て)ぶりが通用(つうよう)しないので、「盲導犬(もうどうけん)への指示(しじ)の出(だ)し方(かた)」や「道路(どうろ)の角(かど)・段差(だんさ)・障害物(しょうがいぶつ)を教(おし)える盲導犬(もうどうけん)の反応(はんのう)」などを言葉(ことば)でわかりやすく教(おし)えなくてはならない。コミュケーション能力(のうりょく)が必要(ひつよう)な仕事(しごと)だ。また、そうした歩行(ほこう)の技術(ぎじゅつ)だけでなく、犬(いぬ)とともに生活(せいかつ)する注意点(ちゅういてん)なども指導(しどう)する。さらに、訓練(くんれん)を終(お)えても定期的(ていきてき)に利用者(りようしゃ)をたずねて様子(ようす)を確認(かくにん)するなど、ずっと利用者(りようしゃ)と盲導犬(もうどうけん)を見守(みまも)る。盲動(もうどう)犬(けん)を通(つう)じて視覚(しかく)に障害(しょうがい)のある人(ひと)の生活(せいかつ)の一部(いちぶ)を支(ささ)える、大変(たいへん)だが大切(たいせつ)な仕事(しごと)だ。ちなみに、盲導犬(もうどうけん)は各(かく)団体(だんたい)が利用者(りようしゃ)に「貸(か)す」ものなので、ドッグトレーナーのように個人(こじん)が飼育(しいく)する犬(いぬ)を訓練(くんれん)するものではない。また、盲導犬(もうどうけん)協会(きょうかい)の資格(しかく)を取得(しゅとく)しても、個人(こじん)が開業(かいぎょう)することは基本的(きほんてき)に許可(きょか)されていない。

なるためチャート!盲導犬訓練士(もうどうけんくんれんし)になるためのステップを図解(ずかい)するよ

キッズネットオリジナルの「なるためチャート」だよ!盲導犬訓練士(もうどうけんくんれんし)の仕事(しごと)につくための主(おも)な進路(しんろ)の例(れい)や必要(ひつよう)な情報(じょうほう)を図解(ずかい)しているよ。ぜひ参考(さんこう)にしてみてね!

キッズネットオリジナルの盲導犬訓練士になるための進路を解説した図解チャート

盲導犬訓練士(もうどうけんくんれんし)の将来性(しょうらいせい)は?

盲導犬(もうどうけん)を必要(ひつよう)としている人(ひと)は多(おお)い

現在(げんざい)、盲導犬(もうどうけん)をはじめとする「身体(しんたい)障害者(しょうがいしゃ)補助犬(ほじょけん)」を連(つ)れた人(ひと)を交通(こうつう)機関(きかん)・飲食店(いんしょくてん)・ホテル・病院(びょういん)などが受(う)け入(い)れることを義務付(ぎむづ)ける法律(ほうりつ)がある。2022年(ねん)時点(じてん)、日本(にほん)で働(はたら)いている盲導犬(もうどうけん)の数(かず)は848頭(とう)だが、盲導犬(もうどうけん)との生活(せいかつ)を希望(きぼう)する人(ひと)の数(かず)は3000人(にん)と言(い)われている。盲導犬(もうどうけん)の数(かず)はまるで足(た)りていないのだ。盲導犬(もうどうけん)の数(かず)が少(すく)ない理由(りゆう)は、訓練(くんれん)に約(やく)1年(ねん)~1年(ねん)半(はん)もかかるうえに、訓練(くんれん)をしても盲導犬(もうどうけん)になれるのは半数(はんすう)以下(いか)であること、そして訓練(くんれん)を行(おこな)う盲導犬(もうどうけん)訓練士(くんれんし)の人数(にんずう)が少(すく)ないことがある。今(いま)、日本(にほん)で盲導犬(もうどうけん)訓練士(くんれんし)として働(はたら)いているのは70~80名(めい)しかいない。これからも盲導犬(もうどうけん)訓練士(くんれんし)の必要性(ひつようせい)は高(たか)まっていくと言(い)えるだろう。

【データ】盲導犬訓練士(もうどうけんくんれんし)の年収(ねんしゅう)・働(はたら)き方(かた)・働(はたら)く場所(ばしょ)は?

収入(しゅうにゅう)は?

所属(しょぞく)する団体(だんたい)によって異(こと)なる。平均(へいきん)年収(ねんしゅう)は466~649万(まん)円(えん)。

休暇(きゅうか)は?

所属(しょぞく)する団体(だんたい)によって異(こと)なる。動物(どうぶつ)相手(あいて)の仕事(しごと)なので、泊(と)まり込(こ)みで犬(いぬ)の世話(せわ)をする夜勤(やきん)当番(とうばん)もある。

職場(しょくば)は?

国家(こっか)公安(こうあん)委員会(いいんかい)から指定(してい)された「盲導犬(もうどうけん)育成(いくせい)団体(だんたい)」の事務所(じむしょ)や訓練(くんれん)施設(しせつ)。

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