メニュー閉じる

盲導犬訓練士

盲導犬訓練士

()()えなかったり()えにくかったりする視覚(しかく)障害(しょうがい)のある(ひと)自由(じゆう)出歩(である)くための手伝(てつだ)いをする盲導犬(もうどうけん)(そだ)てる。(ひと)(やく)()つ、やりがいのある仕事(しごと)だ。

こんな(ひと)にピッタリ!

(いぬ)()きで、(いぬ)面倒(めんどう)()るのが()きな(ひと)盲導犬(もうどうけん)や、盲導犬(もうどうけん)利用(りよう)する(ひと)気持(きも)ちを(かよ)()わせるために、(おも)いやりとコミュニケーション(のう)(りょく)がある(ひと)体力(たいりょく)自信(じしん)があることがベスト。

どんな仕事(しごと)

利用者(りようしゃ)安全(あんぜん)快適(かいてき)外出(がいしゅつ)(たす)ける盲導犬(もうどうけん)(そだ)てる

盲導犬(もうどうけん)育成(いくせい)する団体(だんたい)職員(しょくいん)として、()()えない(ひと)()えにくい障害(しょうがい)がある(ひと)外出(がいしゅつ)手助(てだす)けする盲導犬(もうどうけん)(そだ)てる。団体(だんたい)訓練(くんれん)施設(しせつ)()まれた子犬(こいぬ)は、パピーウォーカー(里親(さとおや))と()ばれるボランティアの家庭(かてい)(あい)情深(じょうぶか)(そだ)てられ、1(さい)をすぎると訓練(くんれん)施設(しせつ)にもどって盲導犬(もうどうけん)になる訓練(くんれん)()ける。その訓練(くんれん)(おこな)うのが盲導犬(もうどうけん)訓練士(くんれんし)だ。基本(きほん)訓練(くんれん)では、(ひと)(もと)めることができたら「グッド(()し)」とほめながら、「シット((すわ)れ)」、「ダウン(ふせ)」、「カム(()い)」、「ウェイト(()て)」などの指示(しじ)(いぬ)学習(がくしゅう)させる。ほかにも「道路(どうろ)(かど)(だん)()があることを(いぬ)()まって(おし)える・道路(どうろ)()かれた看板(かんばん)自転車(じてんしゃ)をよけて(ある)く」など、利用者(りようしゃ)安全(あんぜん)(みちび)くさまざまな訓練(くんれん)をおこなう。(やく)(ねん)~1(ねん)(はん)(わた)訓練(くんれん)()えた候補(こうほ)(けん)は、3(かい)おこなわれる評価(ひょうか)試験(しけん))に合格(ごうかく)することで盲導犬(もうどうけん)としてデビューできる。しかし、最終的(さいしゅうてき)盲導犬(もうどうけん)になれるのは全体(ぜんたい)の3~4(わり)だ。また、盲導犬(もうどうけん)訓練士(くんれんし)仕事(しごと)は、そうした(いぬ)訓練(くんれん)だけではない。事務所(じむしょ)報告書(ほうこくしょ)作成(さくせい)会議(かいぎ)盲導犬(もうどうけん)利用(りよう)する(ひと)たちへの電話(でんわ)連絡(れんらく)もする。さらに、盲導犬(もうどうけん)には()かないと判断(はんだん)された(いぬ)(キャリアチェンジ(いぬ))や盲導犬(もうどうけん)引退(いんたい)した(いぬ)(リタイア(いぬ))の(あら)たな家族(かぞく)飼育(しいく)ボランティアへの(はし)わたし(やく)仕事(しごと)のひとつ。もちろん、(いぬ)たちの健康(けんこう)管理(かんり)をふくめた毎日(まいにち)世話(せわ)大切(たいせつ)仕事(しごと)だ。

盲導犬(もうどうけん)協会(きょうかい)認定(にんてい)する資格(しかく)取得(しゅとく)する

盲導犬(もうどうけん)訓練士(くんれんし)」は、国家(こっか)資格(しかく)ではなく、全国(ぜんこく)に11団体(だんたい)・14施設(しせつ)ある盲導犬(もうどうけん)協会(きょうかい)団体(だんたい)認定(にんてい)する民間(みんかん)資格(しかく)。そのうち8団体(だんたい)加盟(かめい)する「認定(にんてい)NPO法人(ほうじん)全国(ぜんこく)盲導犬(もうどうけん)施設(しせつ)連合会(れんごうかい)」では、(かく)団体(だんたい)()資格(しかく)審査(しんさ)(いん)による審査(しんさ)合格(ごうかく)した(もの)を「盲導犬(もうどうけん)訓練士(くんれんし)」と認定(にんてい)している。盲導犬(もうどうけん)訓練士(くんれんし)目指(めざ)すには、まず、盲導犬(もうどうけん)育成(いくせい)団体(だんたい)のどれかに就職(しゅうしょく)する必要(ひつよう)がある。それぞれの団体(だんたい)で3(ねん)(かん)研修(けんしゅう)()み、認定(にんてい)試験(しけん)合格(ごうかく)することで盲導犬(もうどうけん)訓練士(くんれんし)資格(しかく)取得(しゅとく)できる。団体(だんたい)のひとつである公益(こうえき)財団(ざいだん)法人(ほうじん)日本(にほん)盲導犬(もうどうけん)協会(きょうかい)は「盲導犬(もうどうけん)訓練士(くんれんし)学校(がっこう)」を開校(かいこう)している。ただし、入学者(にゅうがくしゃ)毎年(まいとし)募集(ぼしゅう)してはいない。協会(きょうかい)職員(しょくいん)になれば訓練(くんれん)センターで(はたら)きながら学校(がっこう)(まな)ぶことができるが、2023年度(ねんど)最大(さいだい)(めい)求人(きゅうじん)だった。(おお)くの団体(だんたい)欠員(けついん)のある(とき)求人(きゅうじん)告知(こくち)するので、盲導犬(もうどうけん)訓練士(くんれんし)競争(きょうそう)(りつ)(たか)い、かなりの難関(なんかん)だ。盲導犬(もうどうけん)訓練士(くんれんし)目指(めざ)(ひと)は、求人(きゅうじん)()るまで、育成(いくせい)団体(だんたい)のボランティアとして(いぬ)世話(せわ)をしたり、盲導犬(もうどうけん)利用(りよう)する視覚(しかく)障害(しょうがい)のある(ひと)たちの病気(びょうき)気持(きも)ちを勉強(べんきょう)しておくといいだろう。

最終的(さいしゅうてき)には「盲導犬(もうどうけん)歩行(ほこう)指導(しどう)(いん)」を目指(めざ)

盲導犬(もうどうけん)訓練士(くんれんし)資格(しかく)取得(しゅとく)した(もの)は、さらに2(ねん)(かん)知識(ちしき)経験(けいけん)()んで「盲導犬(もうどうけん)歩行(ほこう)指導(しどう)(いん)」の資格(しかく)取得(しゅとく)目指(めざ)すのが一般的(いっぱんてき)だ。盲導犬(もうどうけん)訓練士(くんれんし)(おも)(いぬ)訓練(くんれん)をするのに(たい)して、盲導犬(もうどうけん)歩行(ほこう)指導(しどう)(いん)視覚(しかく)障害(しょうがい)のある(ひと)盲導犬(もうどうけん)との(ある)(かた)共同(きょうどう)訓練(くんれん))を指導(しどう)する。そのため、盲導犬(もうどうけん)歩行(ほこう)指導(しどう)(いん)になるには、()病気(びょうき)()()えない(ひと)()()ちなどを勉強(べんきょう)する必要(ひつよう)がある。指導(しどう)する相手(あいて)()ぶり()ぶりが通用(つうよう)しないので、「盲導犬(もうどうけん)への指示(しじ)()(かた)」や「道路(どうろ)(かど)段差(だんさ)障害物(しょうがいぶつ)(おし)える盲導犬(もうどうけん)反応(はんのう)」などを言葉(ことば)でわかりやすく(おし)えなくてはならない。コミュケーション能力(のうりょく)必要(ひつよう)仕事(しごと)だ。また、そうした歩行(ほこう)技術(ぎじゅつ)だけでなく、(いぬ)とともに生活(せいかつ)する注意点(ちゅういてん)なども指導(しどう)する。さらに、訓練(くんれん)()えても定期的(ていきてき)利用者(りようしゃ)をたずねて様子(ようす)確認(かくにん)するなど、ずっと利用者(りようしゃ)盲導犬(もうどうけん)見守(みまも)る。盲動(もうどう)(けん)(つう)じて視覚(しかく)障害(しょうがい)のある(ひと)生活(せいかつ)一部(いちぶ)(ささ)える、大変(たいへん)だが大切(たいせつ)仕事(しごと)だ。ちなみに、盲導犬(もうどうけん)(かく)団体(だんたい)利用者(りようしゃ)に「()す」ものなので、ドッグトレーナーのように個人(こじん)飼育(しいく)する(いぬ)訓練(くんれん)するものではない。また、盲導犬(もうどうけん)協会(きょうかい)資格(しかく)取得(しゅとく)しても、個人(こじん)開業(かいぎょう)することは基本的(きほんてき)許可(きょか)されていない。

将来(しょうらい)はこうなる

盲導犬(もうどうけん)必要(ひつよう)としている(ひと)(おお)

現在(げんざい)盲導犬(もうどうけん)をはじめとする「身体(しんたい)障害者(しょうがいしゃ)補助犬(ほじょけん)」を()れた(ひと)交通(こうつう)機関(きかん)飲食店(いんしょくてん)・ホテル・病院(びょういん)などが()()れることを義務付(ぎむづ)ける法律(ほうりつ)がある。2022(ねん)時点(じてん)日本(にほん)(はたら)いている盲導犬(もうどうけん)(かず)は848(とう)だが、盲導犬(もうどうけん)との生活(せいかつ)希望(きぼう)する(ひと)(かず)は3000(にん)()われている。盲導犬(もうどうけん)(かず)はまるで()りていないのだ。盲導犬(もうどうけん)(かず)(すく)ない理由(りゆう)は、訓練(くんれん)(やく)(ねん)~1(ねん)(はん)もかかるうえに、訓練(くんれん)をしても盲導犬(もうどうけん)になれるのは半数(はんすう)以下(いか)であること、そして訓練(くんれん)(おこな)盲導犬(もうどうけん)訓練士(くんれんし)人数(にんずう)(すく)ないことがある。(いま)日本(にほん)盲導犬(もうどうけん)訓練士(くんれんし)として(はたら)いているのは70~80(めい)しかいない。これからも盲導犬(もうどうけん)訓練士(くんれんし)必要性(ひつようせい)(たか)まっていくと()えるだろう。

データボックス

収入(しゅうにゅう)は?

所属(しょぞく)する団体(だんたい)によって(こと)なる。平均(へいきん)年収(ねんしゅう)は466~649(まん)(えん)

休暇(きゅうか)は?

所属(しょぞく)する団体(だんたい)によって(こと)なる。動物(どうぶつ)相手(あいて)仕事(しごと)なので、()まり()みで(いぬ)世話(せわ)をする夜勤(やきん)当番(とうばん)もある。

職場(しょくば)は?

国家(こっか)公安(こうあん)委員会(いいんかい)から指定(してい)された「盲導犬(もうどうけん)育成(いくせい)団体(だんたい)」の事務所(じむしょ)訓練(くんれん)施設(しせつ)

なるためチャート

盲導犬訓練士(もうどうけんくんれんし)仕事(しごと)につくための(おも)なルートが一目(ひとめ)()かるチャートだよ!

PAGETOP