盲導犬訓練士
こんな人 にピッタリ!
犬の面倒を見るのが好きなのはもちろん、他人のことを思いやれる人。正直な人。目標をもってがんばれる人。そして体力に自信があることがベストだ。
どんな仕事 ?
盲導犬 を地道 に育 てる!
ケガや病気で視力を失った人の歩行を手助けする盲導犬を育てる。盲導犬となる犬は、パピーウォーカー(里親)の下で生後2か月から1年まで育てられ、盲導犬育成団体にもどってくる。それから半年から1年かけて、基本訓練や人を上手く導くように教える訓練をくり返し行う。その中で犬の適性を見極め、ユーザーとの共同訓練をして、盲導犬としてデビューさせる。訓練の他にも、食事、水やり、トイレ、そうじなどといった世話は毎日欠かせない。
ユーザーなどの心 のケアも大事 な役目
盲導犬訓練士といっても、盲導犬のユーザーやパピーウォーカー、飼育ボランティアなど、いろいろな人と日々接している。こうした犬に対して愛情を持って接してくれている人たちは、ずっと一緒に暮らしてきた犬が、自分の下から去っていく時、とてもつらく悲しい思いをすることが多い。そんな時、心のケアをすることも大事な仕事の一つだ。
将来 はこうなる
盲導犬 の需要 は高 い
日本では約1,000頭の盲導犬が活躍している。だが、盲導犬を希望する目の不自由な人は、なんと8,000人近くもいる。盲導犬の数はまだまだ足りていないのだ。利用を希望する人が多いということからも、盲導犬訓練士への社会的な期待が大きいことが分かる。日本には今は、盲導犬訓練士として働いているのは数十名しかいない。盲導犬訓練士のニーズは高まっていくと言えるだろう。
データボックス
収入 は?
見習い訓練士の年収は200万円程度。独立した後はピンキリだ。
休暇 は?
不定期。動物相手の仕事なので、土日も休めず、とまりこみで勤務する場合もある。
職場 は?
盲導犬育成団体(国家公安委員会によって指定されている盲導犬の訓練を目的とする法人)。補助犬育成団体、動物病院、ペット関連事業など。
なるためチャート
仕事のなり方が一目でわかるチャートだよ!