刃物職人
こんな人 にピッタリ!
地道な作業ができる人。物事に熱中しやすい人。
どんな仕事 ?
生活 用品 として役立 つ刃物 を作 る
刃物は、武器として使うものと、道具として使うものがあるが、現代の刃物職人が作る刃物は、道具として使うものである。刃物の作り方は、金属を窯に入れて焼き入れし、十分に赤く熱したころに金づちなどでたたいて形を整え、水に入れて焼きもどしを行う。それをくり返し、形が整ったら研いで、包丁やハサミといった製品にする。名の知れた職人が作った包丁は高い値段がつき、こだわりのある料理人が買いに来る。「使いやすい」という声を聞けることが、職人にとって最高にうれしい瞬間だ。
これがポイント!
刃物 の産地 にある工房 に弟子入 りする
日本での刃物生産地は、岐阜県関市や大阪府堺市、海外ではドイツのゾーリンゲンが有名だ。刃物職人になるには、刃物の産地に行き、たくさんある工房や工場を回って、弟子入りさせてくれる所を探す。どの工房も毎年求人をしている訳ではないので、せまき門だと言える。弟子入りが認められたら、刃物の販売も手伝いながら、職人としての高度な技術を身に付けていく。
将来 はこうなる
現代人 に受 け入 れられる刃物 作 り
日本で作られてきた刃物は、日本の文化と風土に合うように作られた伝統工芸品だ。これからも今までの技術を、しっかり受けついでいかなければならない。しかし、それだけでは機械化におされて、手作りの刃物は将来的になくなってしまうかもしれない。そうならないためにも、伝統的な技術を活かしながら新しい技術も取りこみ、現代人に受け入れられるような刃物作りができる職人が求められていくはずだ。
データボックス
収入 は?
刃物の値段は決まっていないため、収入は一口には言えない。プロの料理人に使ってもらえるような良い刃物が作れるようになれば、多くの収入も期待できる。
休暇 は?
弟子入りした工房によってちがうため、一口には言えない。
職場 は?
刃物職人が営む工房など。
なるためチャート
仕事のなり方が一目でわかるチャートだよ!
