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ホームヘルパー3級

ホームヘルパー3級

お年寄りや障害者の家を訪問し、食事や入浴、掃除や洗濯などを行う在宅介護(ざいたくかいご)を仕事にするための資格だ。中学生対象の3級講座も出てきているよ。

高齢化社会の到来で老人介護が求められている

若者よりお年寄りの数が多くなったことから、一人暮らしの老人や、お年寄りの介護に困っている家庭が増えている。これからの日本の社会を考えていくうえで、とても重要な問題の一つが高齢化社会の到来だ。
こうした問題を解決するために「ホームヘルパー」がある。これは在宅のお年寄りや障害のある人の家を訪問して、食事や入浴、排せつ、衣服の着せ替えなどの身体介護から、調理、洗濯、掃除、買い物まで生活のあらゆる援助を行う仕事だ。また、寂しい思いをしているお年寄りやその家族への精神的なケアを行ったり、家族に介護の指導を行うのも大切な仕事だ。
ホームヘルパーになるには、都道府県や市町村をはじめ、各団体で実施しているホームヘルパー養成研修を修了することが必要。これは介護福祉士のように試験を受けて取得する国家資格とは異なり、講習さえきちんと受ければ、試験なしで取得できる。1級から3級まであり、だれでも受講できるのが入門編である3級だ。

仕事にするには2級以上の資格が必要

3級の講習の内容は、介護の知識を学ぶ授業が25時間、受講者どうしを要介護者に見立てた実技が17時間、在宅介護の現場を見学する実習が8時間の計50時間。講習は各自治体や民間の養成機関が行っている。
講習を終了し資格を習得すると、お年寄りのお宅や、老人ホームなどの福祉施設や病院で正式に介護の仕事ができる。
ただし、本格的に職業として働くためには、2級以上の資格が必要とされる場合が多い。将来福祉の仕事をやりたい人は、まずは3級の講習を受けてみるといいだろう。

受験資格は?
特になし。
講習の内容は?
ホームヘルパー3級の場合、50時間の講座
のカリキュラムを終了すると認定される。
講習料は?
主催する団体によって異なる。

お問い合わせ

各自治体の福祉課、社会福祉協議会、地域のボランティアセンターなど

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