「シゴトのトビラ」キャリア教育出前授業事例——理化学ガラスの仕事/モノを動かす仕事
学研キッズネット内のオンライン社会科見学ウェブサイト「シゴトのトビラ」では、動画で紹介している企業と協力して学校への出前授業を行っています。今回は、江東区立川南小学校へうかがい、「理化学ガラスの仕事」「モノを動かす仕事」という2つの出前授業を行ってきましたので、その様子をレポートします!
「シゴトのトビラ」とは?
「シゴトのトビラ」は、動画と記事コンテンツを通じて、さまざまな仕事を子どもたちが体験し、学べる無料の“オンライン社会科見学”ウェブサイト。学研キッズネットと、教育×産業で地域活性化を目指す『キッズチャレンジエキスポ』(一般財団法人 仁泉指導会/株式会社スカラパートナーズ)が協力し、2021年から運営しています。
「シゴトのトビラ」出前授業事例【江東区立川南小学校・6年生】
概要
●対象:江東区立川南小学校6年生(2クラス)
●時間:45分×2授業
●授業構成:
・理化学ガラスの仕事(講師:関谷理化株式会社・関谷さん)(45分)
・モノを動かす仕事(講師:花岡車輌株式会社・花岡さん)(45分)
※司会進行は、1組はシゴトのトビラの動画に登場するお仕事キャプテン、2組は担任の先生が行いました
【1】自己紹介/仕事紹介(3分)
まずは、講師の方からご挨拶と、仕事についての紹介をしてもらいました。
「理化学ガラスの仕事」の講師、関谷さんからは研究所などで使う実験器具を納入している話があり、「もしかしたらみんなが理科で使っている実験器具もそうかもね!」と伝えると、オオーと声があがりました。
「モノを動かす仕事」の講師、花岡さんからは日本で初めて台車をつくり、また空港に初めて納品した会社という話があり、子どもたちは驚いていました。
【2】動画の視聴(5分)
「理化学ガラスの仕事」「モノを動かす仕事」それぞれの、「シゴトのトビラ」の動画をモニターに映してみんなで視聴。動画はやはりワクワクするようで、子どもたちは目を輝かせて楽しそうに見ていました。
<理化学ガラスの仕事>
<モノを動かす仕事>
【3】お仕事クイズ(20分)
このパートでは、講師の企業の方から仕事に関連したクイズを出題してもらいました。
「理化学ガラスの仕事」の授業では、実験器具の名前当てクイズ! 形から名前を想像して当てるクイズに子どもたちはワクワクした様子で答えていました。また、蒸留についての説明やビーカーとフラスコの違いなど、理科に関連した話も多くありました。
「モノを動かす仕事」の授業では、台車の用途当てクイズ! こちらも形から使う所を想像して何に使うかを考えたほか、文化の違いとしてアメリカでは台車は押すのではなく引くほうが多いといった知識を理由とともに話すと子どもたちから驚きと納得の声があがっていました。
【4】子どもたちからの質問コーナー(15分)
質問コーナーは、実際働いている人に直接気になったことを聞ける貴重な機会。子どもたちからは、ここまでの授業の中で取り上げてきた製品についての質問や苦労したこと、どうしてその製品をつくろうと思ったのかなどさまざまな質問があがりました。
【5】子どもたちへ一言(2分)
最後に、講師の関谷理化株式会社・関谷さんからは「チャレンジをたくさんして、失敗をたくさんすること。失敗をすればするほど成功する確立が上がる」というメッセージが、花岡車輌株式会社・花岡さんからは「自分が幼稚園のときの経験が今の(デザイナーの)仕事に結びついている。だから今興味のあることや経験したことが将来に繋がっているよ」というメッセージをもらいました。
そして、お仕事キャプテンから「みんなの身のまわりのモノは誰かの仕事でできているよ。シゴトのトビラを見たり、いろんな仕事に興味をもって調べてみてね!」と伝えて出前授業は終了しました。
子どもたちの感想(一部抜粋)
・自分の将来の仕事を真剣に考えようと思った。楽しみになった。
・自分の住むまちにこんな会社があると知らなかった
・仕事は大変そうだけれど、慣れれば楽しい。楽しむことが大切だと思いました。
・いろいろな仕事をやってみたい。好きな仕事をしてみたい。
・やりがいのある仕事がしたいと思いました。
・この町のために働きたいと思いました。
・実物を見ながら仕事を知ることができたことがわかりやすかった。
全国の学校へ出前授業にうかがいます!
「シゴトのトビラ」に出前授業につきましては、以下の学研キッズネット for Teacherの問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。
※今回のような実際に学校へ訪問しての授業のほか、オンライン形式での授業や、お仕事キャプテンが「仕事とは何か」について解説するキャリア教育の導入にぴったりな出前授業なども行っています