子どもたちが自ら考え探究する“問いをつくる力”を育む学習プログラム「問い力授業プロジェクト」とは?

問い力授業プロジェクトとは、「問い」を「TOY」に変えていく探究力を育むことをコンセプトに開発された新しい探究学習プログラムです。「問い」を“TOY(おもちゃ)”のように扱うことで、子どもたちが楽しみながら主体的に探究を深めていくことができます。このプログラムは、企業・団体と連携して開発、無償で利用することができます。実社会に紐づいた「企業テーマ」「社会課題」「技術・想い」などが題材となり、教員の方がそのまま児童や生徒への授業として使える教材やプログラムとなっています。問いを活用した「問い力授業」授業を通して、子どもたちが主体的に学び、自ら問いを生み出す力を育んでいくことを目指しています。
教員の方への支援と子どもたちの未来のために
本プロジェクトは、教育領域で長年実績を持つ「学研ホールディングス」と「朝日新聞グループ」が共同で設立した株式会社朝日学研シンクエストによって開発されました。そこには、教育現場の声に寄り添ってきたからこそ生まれた、2つの強い想いがあります。
1:多忙を極める教員の方の力になりたい
総合的な学習の時間を実施するためには、外部連携やその調整と、教員の方々には多くの負荷がかかっています。その負担から結果として、「授業準備の時間が足りない…」「満足いく形に授業がおこなえなかった…」という教員たちの悩みも多いのではないでしょうか。そこで企業と学校現場をつなぎ、質の高い授業を行うための教材とプログラムを開発し無償提供できる仕組みこそが多忙を極める教員の方の力になるのではないかと考え、本プログラムが生まれました。
2:「正解のない時代」を生き抜く力を子どもたちへ
多様化が進み、生成AIの台頭によって「正解」を出すことが容易になった現代。いま求められているのは、与えられた「問い」に答える学力だけではありません。自ら「問い」を立て、自分なりの答えを見つけ出す「問いをつくるための学力」です。

実は、この課題意識は、多くの日本の企業も同様に抱えています。だからこそ、多様な企業が、このプロジェクトに共感・参画し、子どもの探究心を刺激するテーマを届けたいと考えています。
「問い」はこれからの社会に必要な人間の力
「問い」についてはさまざまな考え方が存在しますが、本プロジェクトの監修者である東京学芸大学 副学長・教授 金子嘉宏氏は次のように語ります。
『人類はパンのために学び、働いてきました。テクノロジーが超高度化していく中、「パンのため」には急速に収縮してきています。さて、何が残されるのでしょうか。私は「遊び」と「仲間のために」だと考えます。このどちらもが「問い」と結びつきます。「遊び」とは何らかの「問い」を解決していくプロセスであり、仲間のワガママ(問い)を叶えてあげることが「仲間のために」です。自分の、仲間のモヤモヤ(問い)を発見し、おもしろまじめに解決していく。実は「問い」を発見し、高度化するためには「学び/教育」が不可欠です。』
金子先生の言葉からもわかるように、「問い」はこれからの社会を生きる人間にとって不可欠な力です。そして、これは子どもだけでなく、教員のみなさんにとっても重要な力です。「教えなければならない」という発想から一歩抜け出し、児童・生徒にどんな「問い」を投げかけていくのかを意識することで、児童・生徒自身の思考と探究が深まっていきます。
「問い力授業」の基本的な構造について
問い力授業は、企業テーマや学校の状況に合わせて柔軟に設計可能です。基本構造としては、以下のような流れで提供されます。
問い力授業プロジェクトでは、教員の方への支援を背景に立ち上がったプロジェクトです。また、企業とのコラボになるため、プログラムや教材の利用はすべて無料となります。
「総合的な学習の時間をもっと充実させたい」
「探究的な学びに取り組みたいが時間が足りない」
「外部連携に興味はあるが、調整が大変」
そんな先生たちにこそ、ぜひ気軽に活用していただきたい取り組みです。ご興味のある教員または学校関係者の方、もっと詳しく話を聞いてみたい方は、ぜひ一度「問い力授業プロジェクト」へお問い合わせください。
※上記ボタンからキッズネットの問い合わせフォームを利用いただくほか、gakken-kidsnet@gakken.co.jpへのメールでも問い合わせ可能です。











