熊本県八代市で被災者に井戸水を提供している人がいます
熊本地震から1週間がたちました。熊本県八代市鏡町には、屋根が壊れて、ブルーシートがかかった家の前にテントが設置されています。その横にある蛇口から井戸水が勢いよく流れ出しています。被災者(災害で被害をうけた人)がタンクなどを持って並んでいました。
井戸とは、地面を深く掘って、地下の水を取るための穴です。熊本県は地下水が多く、井戸がたくさんあります。
井戸の水をくんだ近くに住む男性は「水道はずっと止まっているが、ここの水を使って体を拭くこともできる。本当に助かります」と話しました。
テント周辺で支援をしている吉田志穂さんは「おじいちゃんが、もしもの時のために作ってくれた深い井戸のおかげです」と話しました。水道が止まっている地元のために、家の井戸水を住民に提供することを決めました。
吉田さんは、生まれ育った鏡町が地震で大きな被害を受けたことにショックをうけました。町内では亡くなった人もいます。
それでも、祖父が残してくれた井戸で「大好きな地元に安心感を与えたい」と考えています。SNSで鏡町の状況を知り、遠方から物資を持って来てくれた人もいました。「早く、元に戻ってほしい。当たり前だった生活に戻ってほしい」と吉田さんは願います。
朝日新聞の記事をやさしい日本語に言い換えた記事です。










