ベルヌーイの定理【ベルヌーイのていり 】 流体(りゅうたい)の流(なが)れの中(なか)での圧力(あつりょく)は,流速(りゅうそく)や高(たか)さによってちがっていることを示(しめ)す法則(ほうそく)。これによると流(なが)れの速(はや)いところほど圧力(あつりょく)は小(ちい)さく,高(たか)い所(ところ)ほど圧力(あつりょく)が小(ちい)さくなることが正確(せいかく)にわかる。エネルギー保存(ほぞん)の法則(ほうそく)から証明(しょうめい)することができる法則(ほうそく)であるが,数式(すうしき)を用(もち)いて簡単(かんたん)に示(しめ)されている。◇完全(かんぜん)流体(りゅうたい)の定常(ていじょう)流(りゅう)の中(なか)の1つの流線(りゅうせん)について,圧力(あつりょく)をp, 密度(みつど)をρ,速(はや)さをv, 重力(じゅうりょく)加速度(かそくど)をg, 任意(にんい)の水面(すいめん)からの高(たか)さをh とすると,p + ρv 2 + ρgh = C (C は流線(りゅうせん)にそって一定(いってい))の関係(かんけい)がなりたつ。