鳥と人間の肺(はい)はどうちがうの

鳥と人間の肺(はい)はどうちがうの

人間は、ほにゅう類です。ほにゅう類は息を吸(す)うとき、鼻や口から吸いこんだ空気を肺(はい)に入れ、酸素(さんそ)を肺の中に張りめぐらされた血管の中に取りこみます。

そのとき、からだの中でできた不要な二酸化炭素(にさんかたんそ)が、血管から肺の中に出されます。そして、息をはくとき、二酸化炭素の多い空気が鼻や口から外に出ていきます。ほにゅう類はこのようにして、酸素と二酸化炭素を交かんしています。

鳥にも肺がありますが、肺にはたくさんの「気のう」というふくろがつながっています。気のうはうすい膜(まく)のふくろで、多くの鳥は9個持っています。

気のうは、ふくらんだりちぢんだりして、空気を送るポンプの役割(やくわり)をしています。体内に取り入れた空気は肺を通らずに「後気のう」にたくわえられ、後気のうから送り出された空気が肺を通過(つうか)するとき、酸素と二酸化炭素が交かんされます。肺から出た二酸化炭素は、いったん「前気のう」にたくわえられてからからだの外へ送り出されます。

気のうを使う鳥の呼吸(こきゅう)では、空気はいつも肺の中を一方向に流れ、息を吸うときもはくときも、酸素を取り入れることができます。このしくみは、ほにゅう類の肺よりもむだなく酸素と二酸化炭素を交かんすることができます。そのため、鳥は空気の非常にうすい高いところでも飛ぶことができます。例えば、アネハヅルやインドガンは8000m以上あるヒマラヤ山脈をこえて飛ぶことが知られています。

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