【SDGs取り組み事例-002】キーン・ジャパン合同会社
2030
空が履いている靴、かっこいいね!
家族でキャンプをしたとき、KEENの靴をおそろいで買ったんだ♪ 軽くて丈夫な靴だから、お気に入りなの。
KEENは、アウトドア・フットウェアブランドとして世界中の人に愛されているよね。そのKEENのモットーが「社会をよりよくしていくこと」。SDGsそのものともいえるモットーだから、どんな取り組みをしているのか、いっしょに見ていこう!
キーン・ジャパン合同 会社 の取 り組 み
KEENはポートランドで創業 された会社
KEENは、2003年に創業された、ポートランドに本社がある会社なんだ。キャンプが人気になる前からアウトドア用の靴をつくって、販売していたんだよ。日本では、2012年に直営店(原宿)がオープン。今では全国のスポーツ用品店やオンラインショップでもKEENの靴を購入できるようになっているよ。写真の左上にある『ニューポート』シリーズは、世界で1000万足以上販売されている人気のモデルなんだ。KEENの靴は軽くて丈夫で、履き心地も最高だと評判で、リピーターが多いんだって。
美 しい地球 を守 るために自社 工場 で靴 をつくる
一般的に靴をつくる場合、外部の靴専門工場で生産したほうが1足あたりを安くつくることができるんだって。でも安さを追求しすぎると、地球環境に負荷がかかる材料を使わないと生産が追いつかなくなったり、働く人たちの環境も悪くなってしまったり、誰かが犠牲になってしまうこともあるんだ。
そこでKEENでは、約4割の製品を自社工場でつくることにしたんだよ。自分で材料を選んで、働く人の環境も管理できるようになったから、地球環境にもやさしい靴をつくれるようになったんだ。自分の履いている靴がどんな素材で、誰によってつくられているかわかると買う人たちも安心だよね!
自分 の得意 なことで社会 貢献 しよう!
KEENで働く社員さんたちは、ボランティア活動にも積極的なんだ。「ボランティア休暇」という制度があって、ほとんどの社員さんが大雨や洪水、高潮による被害を受けた地域での泥かきやがれきの片づけなどのボランティアに参加した経験があるんだ。それだけじゃなくKEENの靴を被災地に無償提供したり、売上を寄付したりする活動も行っているんだよ。
SDGsと聞くと、すこしテーマが大きすぎて何をしたらいいかわからない人もいるかもしれないけれど、まずは自分のできること、得意なことから少しずつ取り組んでいくことが大事だね。みんなが大人になる頃には、社会貢献するのが当たり前の社会になっていたらいいね!
<今回話を聞いた企業はこちら!>
アメリカポートランドを拠点とした、独立資本系アウトドア・フットウェアブランド。日本法人の創設は、2013年。「KEEN」 を通じて“社会をよりよくしていくこと”を掲げ、創業時から災害支援や環境保護活動、ジェンダー平等の支援など幅広い活動を実施している。