奈良漬けは発酵していました
酒かすの中でも乳酸菌生きていた
1300年の歴史がある奈良漬け。深いあめ色と口の中で広がる独特な香りとうまみは、乳酸菌による発酵で生み出されていることがわかりました。奈良先端科学技術大学院大学の研究者たちのチームが発表しました。
奈良漬けで使う酒かすの中では、発酵を起こす微生物はほとんど死んでしまうと考えられていました。
♣ことば 奈良漬け 奈良県で生まれた漬物。塩漬けにした野菜を酒かすに漬けこんで作ります。もっとも古い記録として、奈良時代の木簡に「加須津毛」と記されています。
(朝日小学生新聞2025年12月4日付)









