「しらせ」が南極に向けて出港
南極観測船「しらせ」から、見送る人たちに帽子をふる観測隊員=12月8日、オーストラリア・フリーマントル ©朝日新聞社
昭和基地への到着は年明けの予定
67次南極地域観測隊63人を乗せた観測船「しらせ」が12月8日、南極へ向けてオーストラリア西岸のフリーマントルを出港しました。南半球にあるオーストラリアの季節は夏。まぶしい日差しに照らされながら、観測隊員たちは手にした帽子を大きくふって、見送りに来た家族や関係者たちに別れを告げました。
「しらせ」はまず、南極大陸の東側にあるトッテン氷河の沖をめざします。周辺では陸地をおおう厚い氷が減っていて、海の環境との関係や影響などを調べるのがねらいです。12月なかばごろに到着して、1週間ほど観測。昭和基地への到着は年明けになる見こみです。
(朝日小学生新聞2025年12月10日付)









