自由研究のヒントをさがしに! たばこと塩の博物館へ【前編】
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大好きなおむすびを自分でにぎれるようになった小1兄太が、ある朝おむすびを作りながら素朴な疑問を口にしました。「塩って何でできてるの!?」。「塩化ナトリウム」と即答することはできるけど、それは兄太が求めてる答えじゃないんじゃない!? ……というわけで、彼自身に塩についてのあれこれを「体験」してもらうために、スカイツリーの近くにある『たばこと塩の博物館』に行ってきました!!
到着したらまずは体験コーナーで実験の予約を!!
博物館では、塩の産地と作り方のちがいや塩作りの歴史、からだとの関係などを紹介している常設展に加えて、夏休みはいろいろな方法で塩のひみつを「体感」できるイベントを開催中。到着したら2階の体験コーナーで実験の整理券をもらってから、常設展示や特別展を見て回るのがオススメです。
実施していた実験は「備長炭電池づくり」(所要時間20分)と「塩の結晶工作」(所要時間40分)。兄太は「電池づくり」の整理券をもらいました。
塩が使われている品物をさがす「買い物ゲーム」にチャレンジ!!
予約を終えたら、実験が始まるまでの間、夏休み期間中の特別企画「買い物ゲームで塩さがし!」のイベント会場へ。こちらでは、食用以外の「塩」の用途についてゲーム感覚で学ぶことができます。
そもそも、日本で使われている塩(約800トン)のうち、食用で使われているのはわずか12%。1人あたりで換算すると、1年間で食べている塩の量=7.6㎏に対して、“使っている”塩の量は54.6㎏もあるんですって。
会場内のスーパーマーケットに陳列してある品物から、「塩」が使われているものをさがしてみよう、というこの企画。品物を5個選んでレジに持っていくと「得点」と「解説」が表示され、合計得点が2000点以上ならプレゼントがもらえます。
ポテトチップスなど塩がそのまま使われている品物の得点は低く、タイヤなど一見「塩」と関係なさそうでも塩を使って作られている品物は得点が高いことを学んだら、いざ、お買い物スタート!! 「これは絶対塩が使われてる!」「洋服やオモチャには塩は使ってないんじゃない!?」などと予想しながら、買い物かご片手に品物を選んでいきます。
アルミホイルやふきん、ホーローやガラスのコップなどの台所用品や文房具、接着剤やティッシュペーパーなどなど。多種多様な品物の中から兄太が選んだのはこちらの5品。
品物を選んだらレジへGO。バーコードを読み取ると、正面の画面にそれぞれの品物にどうやって塩が使われているのかという解説が現れます。
ポイントは「塩がそのまま使われているか/変身しているか」「塩が残っているか/残っていないか」の2点。「まさかこんなものに塩が!?」というアイテムや、変身した塩が2種類以上使われているものが高得点につながるようです。
家の中には「塩」がたくさん潜んでる!?
無事に2000ポイント以上獲得し、記念品をいただいてご機嫌の兄太。家や学校で普段使っているありとあらゆるものに「塩」が使われていることを、楽しみながらお勉強してきました。しかも、いただいたリーフレットを読んで野球で使っているグラブを作るときにも塩が欠かせないことを知り、「塩」に奇妙な親近感とリスペクトを感じたようです。
リーフレットには品物のパッケージのどこを見れば「変身した塩」を見つけられるかのヒントも載っているので、高学年なら、家の中で「塩」が使われている品物について調べて自由研究としてまとめてみるのも面白そうですね。
さて次回は、自由研究にもピッタリの備長炭電池づくりのもようをリポートします!
施設の基本情報
- 施設名
- たばこと塩の博物館
- 営業時間
- 10:00~18:00(入館は17:30まで)
- 定休日
- 月曜日
- 料金
- 大人100円(大学生を含む) 小・中・高校生50円
- 住所
- 東京都墨田区横川1-16-3
- ホームページ
- https://www.jti.co.jp/Culture/museum/