火を使わなくても作れる、おいしいおかず 肉かぼちゃと鮭のカレーマヨ焼き/元気な子どもが育つ毎日のごはん【第31回】
秋の気配が感じられますが、まだ残暑が厳しい日もありますね。そんな日はできるだけキッチンに立つ時間は短く、キッチンの温度が上がらないように、家族が満足する料理を作りたいもの。そこで、今回は、レンジやトースターでできる料理を2品紹介します。
また、「鮭のカレーマヨ焼き」は材料をホイルで包んで、トースターで焼くだけ。鮭は旬の生鮭(白鮭/秋鮭)がおすすめです。鮭は川で生まれ、外洋で成長し、産卵の時期に産まれた川に戻ります。日本の川を母川とするのは白鮭だけで、それが帰って来るのを日本近海で秋に捕まえるので「秋鮭」といい、この時期にしか出回りません。
ピンク色の色素は、アスタキサンチンという抗酸化成分で、美肌に働くことが知られています。魚料理は野菜をいっしょにとりづらいですが、ホイル焼きの場合、いっしょに入れて焼けば、野菜1皿分を補うことができます。
今回の野菜以外に、長ねぎやピーマン、ししとうやしめじ、しいたけ、エリンギなどのきのこ類もおすすめです。
そろそろ出てくる秋が旬の食材で、残暑を乗り切りましょう。
- かぼちゃのビタミンCやβ-カロテンは、風邪をひきやすい人におすすめ。
- 豚肉のビタミンB1は、疲労回復を促す。玉ねぎといっしょにとると吸収がよくなる。
- 鮭のピンク色の色素は、アスタキサンチンという抗酸化成分で、美肌に働くことが知られている。
- ホイル焼きの際に、野菜をいっしょに入れて焼けば、野菜1皿分を補うことができる。
肉かぼちゃ
1人分334kcal 塩分1.4g
《材料》(2人分)
豚こま肉 150g
しょうゆ・酒・砂糖 各大さじ1
玉ねぎ ½個
かぼちゃ(種をのぞき) 200g
いんげん 4本
《作り方》
1)半分に切った玉ねぎは、たてに薄切り、かぼちゃは3cm角に切り、皮をところどころむく。いんげんは、斜めに切る。
2)豚肉に調味料をなじませ10分おく。
3)耐熱ボウルに玉ねぎを入れ、中央にかぼちゃをおき、その周りに2)をおいて、ふんわりとラップをして、600Wのレンジで5分加熱する。
4)全体を混ぜ、いんげんを加え、再びラップをして、3分加熱し、蒸らす。
鮭のカレーマヨ焼き
1人分211kcal 塩分0.8g
《材料》(2人分)
生鮭 2切れ
塩、こしょう 各少々
A(マヨネーズ 大さじ2、カレー粉 小さじ1/4)
玉ねぎ 1/2個をうす切り
パプリカ(赤) 1/4個
《作り方》
1)生鮭は、そぎ切りにする。半分に切った玉ねぎは、たてに薄切り、パプリカは細切りにする。
2)Aを混ぜ合わせ、塩、こしょうした鮭を加えてからめる。
3)アルミホイルを2重にして広げ、玉ねぎ、パプリカをのせ、2)をのせる。
4)アルミホイルは、汁が出ないようにしっかりと口を閉じて、トースターで15分くらい焼く。