子どもたちも興味津々! 動画を使ったキャリア教育とは?【シゴトのトビラ】
めまぐるしく変化する時代の中、自分らしい生き方を実現する力を養うためにますます重要性が高まっている「キャリア教育」。さまざまな職業の人に学校に来てもらったり、おうちの人にインタビューしたり、あるいはインターネットや書籍で調べ学習をしたりと、その方法はさまざまです。ここでは、いろいろなお仕事を動画で体験できるウェブサイト「シゴトのトビラ」を使ったキャリア教育の授業について、事例を交えながら紹介します。
「シゴトのトビラ」とは?
「シゴトのトビラ」は、動画と記事コンテンツを通じて、様々な仕事を子どもたちが体験し、学べる無料の“オンライン社会科見学”ウェブサイト。「経済活動」と「持続可能な社会づくり」の2つの意識付けを促すために、各企業・団体のSDGsへの取り組み例などについても紹介しています。
学研キッズネットと、教育×産業で地域活性化を目指す『キッズチャレンジエキスポ』(一般財団法人 仁泉指導会/株式会社スカラパートナーズ)が協力し、2021年から運営しています。
特徴【1】おシゴトキャプテンと一緒に動画で楽しく学べる!
シゴトのトビラの動画では、おシゴトキャプテンのタイチお兄さんとアシスタントのアヤノちゃんがみんなを代表していろいろ体験したり質問したりします。
そんな元気いっぱいの2人の視点やリアクションを通して、子どもたちはさまざまな仕事を追体験し、学ぶことができます。
特徴【2】動画で紹介している企業・団体に子どもたちが質問できる!
動画を見ていると、「もっと知りたい」「ここが気になる!」と感じる子どもたちもいると思います。そんなときは、サイト上の質問投稿コーナーから質問をすることができます。子どもたちから届いた質問は、取材先の企業・団体で働く人が回答してくれます(※回答には時間がかかる場合があります)。
質問と回答は、「みんなの質問」としてサイト上に掲載しています。こうした双方向性もシゴトのトビラの特徴の1つです。
特徴【3】ワークシートや「なるためチャート」も用意!
キャリア教育の授業で子どもたちが調べたりまとめたりするのに便利なワークシートやなるためチャートを用意。サイト上で自由に閲覧・ダウンロードできます。
シゴトのトビラを活用した授業例
シゴトのトビラの動画の中には、子どもたちが知らないであろう仕事もたくさん! そのため、小学校高学年で将来就きたい職業を調べる学習の際に、その前段階として「さまざまな仕事を知る」という授業が可能です。
Step1「どんな仕事を知っている?」と子どもたちに問いかける。
Step2シゴトのトビラから1つ選んで動画を見せ、まだまだ知らない仕事があることに気づかせる。
Step3各自の端末でシゴトのトビラ内で検索し、興味をもった仕事についてワークシートを使ってまとめる。
こうした授業の場合、書籍だと全員にいきわたりませんが、ウェブであれば全員が一度に取り組むことができるのもメリット。さまざまな仕事について知り、動画で働く人の生の声を聞くことで、将来についてより深く、かつ広い視野で考えることができるようになるはずです。
【出張授業事例】おシゴトキャプテンと実際に働いている人が学校へ!
シゴトのトビラで紹介した企業・団体と一緒に、学校への出張事業も実施しています。ここでは、「天然ガスとヨウ素を採る仕事」で取材したK&Oエナジーグループさんと一緒に行った、千葉県茂原市立東郷小学校での出張事業の事例をご紹介します。
出張授業では、動画と記事により仕事内容を知った後、自分で考えて興味を持ったことを実際に働く人に聞く貴重な体験ができます。もし興味がございましたら、以下の学研キッズネット for Teacherの問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。
※企業の協力が必要なため、必ずしも対応できるわけではございません
あわせて活用したい! お仕事データベース「未来の仕事」
学研キッズネットの「未来の仕事」カテゴリーでは、さまざまな職業をデータベース型で紹介しています。仕事の分野別に整理されており、「興味のあるジャンル」や「自分のタイプ」など、いろいろな探し方ができるのでキャリア教育の職業調べ学習にぴったり! ぜひシゴトのトビラとあわせて活用ください。