あみ先生の、今日もはなまる
#07「そうだん」
子どもたちに相談されたときの接し方は、先生方それぞれでやり方があるかとは思います。
教師になったばかりの方も、ぜひあみ先生のやり方を参考にしてみてください。
*毎週金曜日11:00公開*
みなさんは、子どもや友達から相談された時にどのように返していますか?
僕はある程度、テンプレートのようなものがあります。
まずは、とりあえず共感!
その人の気持ちに寄り添います!
漫画には描いていませんが、「先生もさー」などと、先生も同じようなことがあったことを伝えて親近感を持ってもらえるようにしています。
そのあとは「ありがとう」と話してくれたことに対してお礼をして、次に詳しく内容を把握するために質問などをします。この時に、質問を連発するのではなく、「そっか、頑張ったね」などと相手を認める言葉を挟むようにしています。
その後、ついつい「こうしてみたら?」などとアドバイスをしたくなるんですが、どうすればいいかなんて、僕よりよっぽど本人自身が分かっている場合がほとんどですよね!
なので、最近はアドバイスはせずに本人が、その後どうしたいか話すまで待つことが多いです。
そして、本人のしたいことに対して、僕が手伝えることがないかを一緒に考えます。よく、喧嘩したお友達を呼んだり、謝る時にそばで見守ったりすることを頼まれます!
この指導方法が万能とは限りませんが、相談された時の対応に悩んだ時には、ぜひ試してみてください!
【あみたろう@小学校の先生(通称:あみ先生)】
山の中の小学校で3年生の担任をしている現役の小学校の先生でありながら、わかるわかると共感できるような学校での子どもたちとの日常や、先生ならではの気持ちを漫画にしている。著書に『それでも先生を続ける理由―「先生」に迷っているあなたへ』(東洋館出版社)がある。
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